Q L D 句 会 【 作者不明句 】

◆ 名乗り忘れの句があった場合、保守担当者までお知らせ願います。 ◆

No.  俳          句 作  者 選          者
533-17 正月の四日の空は雲厚し 2 亜紀・未貴
528-24 裏山の照葉を教える夕日かな 1 早香
526-26 黒髪も茶髪も駈ける運動会 3 五穀米・泥亀・亜紀
526-22 換気扇回りし隣家夜食かな 1 中ちゃん
463-10 春昼の流れる雲を見て居たり 1 泥亀
439-20 かたつぶり這ひし尾の跡交差せり 1 クリトン
402-34 折々に吹雪く日もあり北便り 1
396-24 輝きはいつかは失せし箒星 1 勝坊
391-32 山割れて日盛りの峡静かなり 1
391-28 いささかの貯えもなし青簾 6 早香・流・中ちゃん・越冬こあら・亜紀・Yumi
391-08 地震つづく捨田の畦の草を刈る 5 早香・中ちゃん・亜紀・Yumi・びーどろ
390-19 雨と葉に隠れてをりし青鬼灯 1 ancapigra
388-29 磨ぎ水に穀象ぷかり塵のごと 1 勝坊
384-33 青き踏む無人の駅の案内図 2 Yumi・こひつじ
382-29 夕霞高く低くと寺の町 3 越冬こあら・未貴・びーどろ
380-02 蕗の薹噛んで苦味の懐かしき 1
362-48 白鷺のくちばしほどの田水かな 1 こひつじ
356-29 猪口を手に田楽の味噌ちょいと舐め 2 甘納豆・こひつじ
356-43 耕せばモグラの穴のながながし 2 勝坊・びーどろ
346-26 蔦かづら蔓華やかに垣を埋め 1 Yumi
310-03 出張の車窓青田となりにけり 1 掃半
295-14 あけぼのの雲は動かず冬近し 1 キチロウ
292-02 彼岸花咲く畦道を愛犬と 1 たんこ
287-05 梅雨明けの一気に乾く朝の空 3 竹軒・野浮・越冬こあら
287-19 ひと揺りし天道虫の宙高く 2 キチロウ・早香
287-25 一夜なる月下美人の夢の跡 1 野浮
287-36 梅雨明や浮輪かかへて子ら走る 1 越冬こあら
286-31 梅雨晴間隣町まで小旅行 1 越冬こあら
282-31 若葉萌えわが前庭も鬱蒼と 1 早香
281-12 雪解の水音高し北の川 1 野浮
281-30 暗闇は花散る音の聞こえそう 2 野浮・未貴
279-15 握手して再会期する花の下 2 樽金・越冬こあら
276-22 冬枯れし山の羅漢に人声す 1 キチロウ
276-23 寒鴉爪先立ちの女学生 1 越冬こあら
272-03 新しいセーターの娘の薄化粧 3 キチロウ・中ちゃん・樽金
272-07 鰭酒の青い火も飲む宴かな 2 良犀・中ちゃん
272-18 見舞いしてしんみり帰る冬の暮 1 キチロウ
267-08 眠るにはちと早いと言ふ穴惑 1 キチロウ
262-15 小さき燈に読む漂流記蚊遣香 2 竹軒・びーどろ
261-15 生ごみを燃してキャンプ終はりけり 1 竹軒
257-16 鱗雲楕円の形で空一杯 1 クリトン
255-28 この木にも山藤を負ふ心ばへ 1 中ちゃん
255-32 この中のもつとも迅き風車 1 中ちゃん
247-33 霜柱踏む音響く役場かな 4 蒼穹・亮哉・越冬こあら・佐保子
246-22 冬木立雨の別れでありにけり 1 蒼穹
244-19 顔に泥互ひを笑ふ蓮根掘 1 たんこ
241-28 旧友と昔話の良夜かな 1 竹軒
240-37 夕霧にぽっかり浮かぶ山の宿 1 佐保子
235-32 号令をかけては曲がる百足かな 3 蒼穹・野浮・柚子
231-08 生け垣に空木咲いたり卯月かな 1 かるちゃん
227-41 夕暮れの天を衝き分け鳥帰る 1 樽金
224-40 蝋梅の密吸ふ虫に明日がある 1 子々
223-27 寒木瓜や前掛けの妻水仕事 2 たんこ・越冬こあら
222-27 鯨鍋今宵昭和の話など 1 早香
222-33 痛きほどみづ澄みてをり蕪洗ふ 2 蒼穹・樽金
213-23 かなかなやもんぺ姿の似合ふ里 1 たんこ
197-09 初空を裂きし飛行機無音なる 1 蒼穹
195-15 顔見世や文字は肉太勘亭流 2 蒼穹・子々
195-20 家計簿も朱に交わりし師走かな 1
194-03 山眠しまつかうの風あたりけり 1 早香
193-11 根深汁やおら飛びだす国訛り 1 早香
193-25 白骨の一樹を濡らし初時雨 1 睦月
192-34 色の良き席に先客落ち紅葉 1 千浩
181-15 金雀枝の地につく花の黄なるかな 1 早香
175-43 源平の爐語り遙か義仲忌 1 樽金
170-34 団地中百花開ける干蒲団 1 九鈴ちゃん
169-20 医者へ行き待合室で風邪もらう 1 掃半
166-11 椎の実を道標にしてけもの道 2 はにわ(ToT)・破れ鐘
166-22 キューポラの在りし空地やむかご採る 4 了斎・勝坊・樽金・掃半
165-15 朝寒や一杯の水透きとほる 2 樽金・はにわ(ToT)
165-60 二人旅柞もみぢの裏表 1 ぽっぽ
161-13 みせばやや風の通りの良き時間 1 九鈴ちゃん
157-29 足音のうれしいプール始めかな 1 こひつじ
157-40 しつけ糸ほどきてうれし単衣かな 2 破れ鐘・子々
155-13 松蝉や北の国ではまだ聞かず 1 掃半
155-21 著我の花咲く山村や水含み 1 掃半
155-30 松蝉や追われるように通勤者 1 破れ鐘
151-25 鵜馴らしや紅顔の弟子混ぢりをり 1 ぽっぽ
151-34 軒仰ぎ待っても来ないつばくらめ 1 子々
149-08 塩味をちょっと押さえて水菜漬け 1 勝坊
149-26 日脚延ぶ夕日を浴びて遊ぶ子ら 1 子々
144-05 出不精も街騒の中十二月 1 俗世
143-17 笹鳴やいつまで経っても未熟者 1 掃半
143-30 いろかたち人様々に冬帽子 1 越冬こあら
143-38 冬帽子はみ出す白髪増えてをり 6 中ちゃん・蜆汁・こひつじ・勝坊・はる・掃半
143-47 笹鳴きや振り子時計が打つ正午 1 蜆汁
141-45 海藻の青さ噛み締む木の葉髪 1 破れ鐘
140-39 輝きを陽より授かる芒かな 2 中ちゃん・俗世
140-40 木の実落つかぽんと開く鯉の口 4 ハードエッジ・樽金・破れ鐘・こひつじ
138-55 秋草や名も無きままに実を結ぶ 1 俗世
137-47 あかあかと灯りは漏れし夜学窓 1 勝坊
135-39 流れ星子の友神に召されけり 1 一信
134-45 大笊に完熟トマト塩少々 1 はにわ(ToT)
133-27 両膝を抱へ見上ぐる花火かな 2 樽金・九鈴ちゃん
133-60 青柿や寺の棟上げ式次第 3 中ちゃん・一信・ハードエッジ
132-07 屋上に死んでゐるらしなめくぢら 2 中ちゃん・ハードエッジ
132-10 大中小それぞれ元気金魚売 4 早香・はる・ちりお・はにわ(ToT)
131-52 池の端銭荷の中で鯉が跳ね 1 子々
128-09 つんとした蘂には腹の太き蜂 1 ハードエッジ
128-23 この人と思い定めて揚雲雀 6 中ちゃん・破れ鐘・浮動甘納豆・ハードエッジ・蜆汁・勝坊
128-42 くしけづる老犬に草芳しき 1 掃半
128-59 てふてふの羽ひろげるよひろげるよ 1 蜆汁
128-68 忍び返しまたぐ剪定梯子かな 2 ちりお・蜆汁
127-06 遠足の前夜に眠れぬ癖残る 1 勝坊
127-08 深海の魚が夢見るやまざくら 1 早香
127-72 青い眼の歌姫さくらさくらかな 1 あさもと
126-64 初蝶の窓に当たりて消えにけり 1 浮動甘納豆
114-42 テレビには笑う息子や梅もどき 1 蜆汁
109-34 木槿咲く里の時間のゆるやかに 2 勝坊・俗世
101-49 若芝や焼けあとにまた生い茂る 1 勝坊
037-39 雨の日も越えて行きます老いの坂 1 無邪鬼
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