第 406 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年2月22日
兼題:「春寒」(はるさむ)、「竹魚」(さより)、「猫」 ※「猫」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
406-01 湯上りの箸に適ひぬ竹魚かな 亜紀 1 甘納豆
406-02 床屋より出て春寒の街をゆく 1 勝坊
406-03 黒猫の過ぎりしあとを草萌ゆる -
406-04 きさらぎの風の中へと懸想文 紫土 1 越冬こあら
406-05 脱ぎ捨てたセーターに似て猫日和 6 甘納豆・亜紀・紫土・越冬こあら・早香・Yumi
406-06 春寒をゆく既視感の街を行く -
406-07 美しき槍の嘴さゆりかな -
406-08 春天を挟んで闊歩今朝の猫 越冬こあら  2 ancapigra・早香
406-09 春寒のバリアフリーの丸い角 -
406-10 地獄へも追うてゆくのか白梅は -
406-11 光射す竹魚群れたる瀬のあたり -
406-12 春寒や部屋はテレビの点けはなし 中ちゃん 2 甘納豆・Yumi
406-13 春寒の日差し木立の前で折れ 早香 1
406-14 春寒や露天風呂なる浄土あり Yumi 1 ancapigra
406-15 店先の籠と竹魚を見比べて 早香 1 勝坊
406-16 暖かや猫吾(あ)に気付き逃げる屋根 -
406-17 春の夜の下北沢の猫芝居 甘納豆 7 ancapigra・中ちゃん・亜紀・紫土・越冬こあら・早香・Yumi
406-18 消防車駆け抜け走る余寒かな -
406-19 陽を受けて銀の玉なす猫柳 -
406-20 恋猫の帰り待ちたる留守居かな 紫土 1 勝坊
406-21 店先に並ぶ竹魚や風強し 1 ancapigra
406-22 恋猫の汚れて帰る顔の傷 -
406-23 汝と我と竹魚一尾に酒二合 4 流・中ちゃん・越冬こあら・Yumi
406-24 春寒し開店前のパチンコ屋 甘納豆 4 流・勝坊・亜紀・紫土
406-25 背伸びして猫歩き出す春の縁 4 勝坊・亜紀・越冬こあら・Yumi
406-26 工場を背にして並ぶ竹魚釣り Yumi 7 甘納豆・流・ancapigra・中ちゃん・亜紀・紫土・早香
406-27 食べ切りの小袋も有り焼さより 越冬こあら  2 甘納豆・中ちゃん
406-28 春寒やもう少しだけ猫を借る 3 中ちゃん・紫土・早香
406-29 旬だよと板前さより出しくれし -
406-30 縁側の猫の額に春の日が 早香 1
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