第 408 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年3月22日
兼題:「貝寄風」(かひよせ)、「開帳」、「東京」 ※「東京」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
408-01 街朧東京発の寝台車 -
408-02 開帳の寺を彩る娘らの服 中ちゃん 1
408-03 東京へ行ってしまった春がまた 早香 1 越冬こあら
408-04 とりあえず開花宣言東京都 -
408-05 貝寄風にスカート二枚貝のよう 早香 2 無花果・亜紀
408-06 貝寄風がホームに届く紀伊の駅 2 早香・Yumi
408-07 開帳や閉ぢしまなこに風うまし -
408-08 貝寄風や甲板に浪打ちあがる 紫土 2 早香・流
408-09 富士が見えじきに東京春列車 中ちゃん 4 早香・流・甘納豆・Yumi
408-10 ご開帳善光寺へと気も漫ろ 早香 2 中ちゃん・越冬こあら
408-11 貝寄風や小さきへら持てもんじや焼 亜紀 2 早香・紫土
408-12 貝寄風や吹き寄せらるる愛も苦も -
408-13 しずしずと川を渡りて出開帳 甘納豆 2 流・中ちゃん
408-14 春一番東京タワー吹き抜ける 甘納豆 2 流・無花果
408-15 東京都特許許可局亀の鳴く 紫土 1 甘納豆
408-16 貝寄風を享けばつさりと切りし髪 Yumi 1 甘納豆
408-17 貝寄風に捲らるるまま数UB 越冬こあら  3 中ちゃん・Yumi・紫土
408-18 東京に風立つ頃や蜆買ふ 無花果 4 早香・越冬こあら・亜紀・紫土
408-19 開帳の廟の暗さへ光の矢 紫土 1 無花果
408-20 ご開帳また一年を生き延びて 4 中ちゃん・Yumi・越冬こあら・紫土
408-21 開帳寺わが身を写し拝顔す -
408-22 開帳や運気迄沿う老夫婦 -
408-23 貝寄風や伊豆半島は楔形 甘納豆 2 無花果・亜紀
408-24 東京の桜のころに来るといふ 亜紀 1 中ちゃん
408-25 赤白の東京タワー春深む 5 無花果・Yumi・越冬こあら・亜紀・紫土
408-26 飴なめて待つ開帳や巡礼子 無花果 2 甘納豆・亜紀
408-27 貝寄風に白く波打つ砂丘かな 中ちゃん 1 甘納豆
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