第 519 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成25年6月23日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
519-01 天道虫指先へきて翅ひろげ -
519-02 イーゼルの傾いでゐたる薄暑光 亜紀 3 五穀米・順之介・未貴
519-03 夏の川橋桁を押し流さんか -
519-04 梅漬けず母は死なぬと信じけり -
519-05 鳳梨や結局話纏まらず -
519-06 一休み夏の日差しに雲の陰 早香 1 五穀米
519-07 梅雨の窓独り暮らしは腹が減る 越冬こあら 1 早香
519-08 朝七時サムライブルーの紫陽花よ -
519-09 郭公の声のくぐもる曇り空 早香 1
519-10 線香の香漂いて梅雨盛り 1 亜紀
519-11 ほうたるを観る行列に並びけり こひつじ 1 五穀米
519-12 老鶯の声を聞きつつ二度寝かな クリトン 1 順之介
519-13 クウちゃんの捜索願い走り梅雨 越冬こあら 2 クリトン・亜紀
519-14 夏座敷今では僕がおじいさん 順之介 5 中ちゃん・越冬こあら・こひつじ・早香・亜紀
519-15 働いて暮らし忘れる夏の夜 五穀米 2 泥亀・早香
519-16 激辛のインドカレーの夏まひる 泥亀 1 クリトン
519-17 雨雲や干されし鯵をしまふ村 中ちゃん 3 泥亀・クリトン・流
519-18 翼竜の化石を照らす夏の月 順之介 5 泥亀・越冬こあら・こひつじ・流・亜紀
519-19 ブルーカットのレンズをよぎる瑠璃蜥蜴 -
519-20 交友の潮目三年夏見舞い 五穀米 1 未貴
519-21 累々と廃虚あらはる旱梅雨 泥亀 3 未貴・クリトン・流
519-22 梅雨の朝障子重きを開け放つ 2 中ちゃん・こひつじ
519-23 夏至の雨長患ひにメス入る 五穀米 2 越冬こあら・未貴
519-24 植田風田水の揺れぬほどなれど クリトン 2 中ちゃん・こひつじ
519-25 風ふつと止みて蛍の闇となる 亜紀 5 泥亀・五穀米・越冬こあら・未貴・流
519-26 梅雨晴やゆるりと巻きし象の鼻 未貴 3 順之介・こひつじ・早香
519-27 すっぴんで通してしまふ梅雨晴れ間 こひつじ 1 中ちゃん
519-28 物足りぬもの夏至の日の曇り空 早香 1 順之介
519-29 長谷寺へあぢさゐの毬重なれる 中ちゃん 1 亜紀
519-30 職人の無駄なき動き玉の汗 未貴 3 泥亀・五穀米・クリトン
519-31 台風が去りたる朝は遠鴉 2 中ちゃん・早香
519-32 夏座敷心ほどけて大の字に 泥亀 1 順之介
519-33 梅雨晴や右肩のみを酷使して 未貴 1 越冬こあら
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