第 673 回 Q L D 句 会 録

開句日:令和元年5月19日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
673-01 糸で名を記して母の夏帽子 こひつじ 4 亜紀・越冬こあら・ヤチ代・未貴
673-02 秒針のこちこち進み明易く -
673-03 お向いへ筍飯のお裾分け クリトン 1 泥亀
673-04 表札もポストも覆ふ黄木香 ヤチ代 2 こひつじ・鶴子
673-05 筍を茹でる丸ごと夕まぐれ 未貴 1 越冬こあら
673-06 対岸も灯ともし頃や啄木忌 未貴 2 野木編・越冬こあら
673-07 隣との際をなくする著莪の花 ヤチ代 1 クリトン
673-08 万緑や千手を伸ばす観世音 泥亀 4 野木編・亜紀・こひつじ・ヤチ代
673-09 老農の見据える眼麦の秋 泥亀 1 鶴子
673-10 平凡な日々がなにより昼素麺 野木編 3 ヤチ代・鶴子・未貴
673-11 番傘を翳しし牡丹当麻寺 -
673-12 白玉や出家を目指すタイの人 越冬こあら 2 泥亀・ヤチ代
673-13 郭公のこゑに朝霧動きだす 鶴子 1 亜紀
673-14 車椅子程の速さで暮れる夏 越冬こあら 2 泥亀・こひつじ
673-15 草笛や外れてしまふ高き音 こひつじ 2 ヤチ代・クリトン
673-16 海見える丘の蜜柑の花咲けり こひつじ 3 泥亀・クリトン・未貴
673-17 マジシャンの美しき指先新樹の夜 -
673-18 足音に水輪崩れるあめんぼう 未貴 2 野木編・鶴子
673-19 長男の欠けマグカップにパセリ植ゑ 野木編 1 クリトン
673-20 ポケットの懐中時計緑さす 亜紀 1 越冬こあら
673-21 葭雀湖の日和を連れて来る 泥亀 1 亜紀
673-22 葉桜やゲートボールとベビーカー ヤチ代 5 野木編・亜紀・こひつじ・クリトン・未貴
673-23 鉢植ゑの土を入れ替へ走り梅雨 亜紀 3 野木編・越冬こあら・未貴
673-24 短夜や徐々に疎遠と成る家族 -
673-25 絹さやの筋とりながら明日のこと 野木編 2 泥亀・こひつじ
673-26 夏めきて踏み入る里の山青し クリトン 1 鶴子
673-27 時計台の鐘の音ひびき南風吹く(みなみふく) -
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