十七茶

らくだ選

炎天にボールを叩く尾びれかな

結局は嘘も見抜けず天瓜粉

梅干や小国小市小世帯

別れきて軒の干し梅裏返す

天道虫草間彌生の赤い髪

以上
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炎天にボールを叩く尾びれかな
水族館のイルカショーとかでしょうか。
観客は日陰でもショーは炎天の下、大変ですよね。
でも水の中から飛ぶイルカたちは関係ないのかな。
水しぶきが連想されて、暑くても爽やかな感じがします。

結局は嘘も見抜けず天瓜粉
むむ、これはどっちからの心の声なのか。
自分の嘘を見抜けない相手に腹を立てる、というのは変だから、
自分の嫌う相手の嘘にまんまと乗せられて、という腹立ちか。
天瓜粉のイメージだと、腹立ち以外に、呆れている場合もありそう。
なんというか、あれこれ妄想すると、先々修羅場が待っていそう＾＾；
勝手読みで楽しませていただきました。

梅干や小国小市小世帯
大方の日本の世帯はそうだと思います。
梅干し食べて猛暑を乗り切りましょう。

別れきて軒の干し梅裏返す
「別れきて」ってなんか意味深なんですが＾＾；
そこはちょっと置いといて。（え
梅干しはこういう手間がかかって大変です、自分でつくる人、尊敬します。

天道虫草間彌生の赤い髪
あはは、草間彌生本人がすでに天道虫です。
この連想はありそうなのに自分では思いつかなくて笑ってしまいました。

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