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第 67 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成8年1月7日
兼 題:「雑煮」、「三日」、「料理」 ※「料理」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
067-01 三日はやパン食になる朝餉かな
067-02 大虎も緑茶所望す三日かな 越冬こあら 3 こひつじ・あこちゃん・三原聖修
067-03 三が日常と変わらぬ料理番 早香 2 Yumi・琴音
067-04 産土神(ウブスナ)に急坂を採り三日かな
067-05 この月も無休無遅刻雑煮食ふ ぐらんぱ 2 松村・破れ鐘
067-06 雑煮餅とろけてとろり留守居の身 越冬こあら 1 早香
067-07 食積や味見で腹の膨れをり 琴音 1 早香
067-08 女正月手抜き料理で出かけませう あこちゃん 5 早香・あれふ・琴音・ぐらんぱ・三原聖修
067-09 おとついの料理の並ぶ二日かな
067-10 お年玉お節料理のお重越し 越冬こあら 1 あれふ
067-11 懸案を数え上げてる三日かな 蜆汁 4 野浮・こひつじ・Yumi・俗世
067-12 おめでとうたった一人で雑煮かな あれふ 3 松村・勝坊・三原聖修
067-13 嫁ぎ来て濃き味付けの雑煮かな こひつじ 3 ぐらんぱ・蜆汁・俗世
067-14 棒鱈が最後に残る節料理
067-15 雑煮てふとろける熱さありにけり 蜆汁 1 あこちゃん
067-16 見ちやをれぬ夫の料理や寒卵 こひつじ 1 中ちゃん
067-17 黴はえぬ餅を見ている三日かな あれふ 1 越冬こあら
067-18 チャーハンは男の料理葱刻む 松村 4 こひつじ・Yumi・越冬こあら・中ちゃん
067-19 食うて寝て起きてまた呑む三日かな 中ちゃん 2 あこちゃん・三原聖修
067-20 お徳用歯磨き太き三日かな ハードエッジ 2 あれふ・ぐらんぱ
067-21 手料理と手酌三日は人も来ず 破れ鐘 1 ハードエッジ
067-22 一月や料理できない深海魚 あれふ 1 越冬こあら
067-23 ほろ酔ひで雑煮を祝ふ朝(あした)かな
067-24 食休み粘りの取れぬ雑煮椀
067-25 雑煮喰う幾年使ふ夫婦箸 松村 3 中ちゃん・蜆汁・勝坊
067-26 幾久し家伝の雑煮朱塗り椀 破れ鐘 1 松村
067-27 ハンバーグ恋しくなりて三日かな 琴音 1 松村
067-28 寝床にて自分に戻る三日かな Yumi 4 野浮・早香・あれふ・勝坊
067-29 はや三日寝息をたてて家族たる
067-30 異邦にて故郷の雑煮思ひ出す 三原聖修 2 勝坊・俗世
067-31 味気なき料理や風邪の癒えぬ夜 野浮 2 あこちゃん・俗世
067-32 我が家より他の雑煮は知らぬまま あこちゃん 2 越冬こあら・破れ鐘
067-33 雑煮膳祝ふも夫婦二人きり 俗世 2 早香・琴音
067-34 雑煮餅電子レンジでチンと焼く 琴音 1 三原聖修
067-35 鍋料理今宵の寒さ放り込め 勝坊 3 Yumi・あれふ・ぐらんぱ
067-36 年酒や甘き料理は箸付かず
067-37 新しき事も三日で終りたり 勝坊 2 ハードエッジ・蜆汁
067-38 掃除機に追い立てられし三日かな 破れ鐘 4 ハードエッジ・こひつじ・中ちゃん・勝坊
067-39 目出度きや雑煮三椀重ねたる
067-40 何曜か三日になりて解らざる 野浮 2 ハードエッジ・琴音
067-41 まだ三日されど明日は仕事なり 三原聖修 1 破れ鐘/td>
067-42 雑煮つくる後ろ姿の台所
067-43 塩・砂糖入れ間違へし三日かな
067-44 三日はや商店街に「春の海」 松村 1 破れ鐘
067-45 駐車場空き地少なき三日かな
067-46 我作る雑煮の気持ちわかってよ
067-47 森へ還る三日の空の鳥の影 ぐらんぱ 1 野浮
067-48 あるじたる威厳たもちて雑煮食ふ 中ちゃん 5 野浮・こひつじ・越冬こあら・琴音・俗世
067-49 氷柱落つ妻の便りの料理メモ ぐらんぱ 5 松村・中ちゃん・蜆汁・破れ鐘・あこちゃん
067-50 娘の料理ことごとく褒め屠蘇祝ふ 俗世 2 野浮・ぐらんぱ
067-51 燦然と並ぶ正月料理かな 中ちゃん 3 ハードエッジ・Yumi・蜆汁

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