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第 174 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成12年2月13日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
174-01 日脚伸ぶ校舎の門は閉ざされし 中ちゃん 1 破れ鐘
174-02 春の雪去る者日々に疎しとか 破れ鐘 2 掃半・浮動甘納豆
174-03 古都の朝升の隅まで冴かへる
174-04 石鹸の匂ひのバレンタイン・ディ ハードエッジ 3 中ちゃん・了斎・こひつじ
174-05 裏表なくて七癖目刺焼く 野浮 5 越冬こあら・早香・勝坊・こひつじ・浮動甘納豆
174-06 春近し土にさされし草の札 九鈴ちゃん 5 中ちゃん・了斎・たんこ・早香・こひつじ
174-07 街の中氷雨に濡れる小猫かな たんこ 1 勝坊
174-08 日溜りの噂議の話題梅の花
174-09 聞こえるは犬の遠吠え春の雪 掃半 2 九鈴ちゃん・はにわ(ToT)
174-10 春浅し今朝は鉛の曇空
174-11 枯れ果てて剥離していく風の街 越冬こあら 1 はにわ(ToT)
174-12 チョコレートかたかたバレンタインの日 ハードエッジ 1 野浮
174-13 海風に身をくねらせて奴凧 勝坊 3 たんこ・掃半・破れ鐘
174-14 春告げる恋の君へとチョコレート
174-15 降る雪やファースト・バレンタインデー ハードエッジ 1 了斎
174-16 雪消ゆる怨みの消へていくやうに
174-17 美人画とお湯わり洋酒冴えかえる
174-18 年豆と香こ肴の夜更けかな 野浮 1 早香
174-19 風邪に寝て憎き電話の鳴りやまず こひつじ 5 たんこ・掃半・勝坊・九鈴ちゃん・はにわ(ToT)
174-20 砧うつ夫待つ女に春の雨
174-21 整然とベンチ六脚寒茜 浮動甘納豆 1 こひつじ
174-22 春の鯉春の頭をそろへけり 九鈴ちゃん 3 了斎・ハードエッジ・はにわ(ToT)
174-23 傍らに綾取り教へ毛糸編み こひつじ 1 ハードエッジ
174-24 黴掻きと餅焼く役目の家長たり
174-25 平仄の合わぬ詩文や春の宵 了斎 1 九鈴ちゃん
174-26 寒明けてイエス生誕二千年
174-27 裏通り影の形に残る雪 早香 2 野浮・破れ鐘
174-28 枝々のうすぼんやりと建国日 九鈴ちゃん 4 越冬こあら・早香・ハードエッジ・浮動甘納豆
174-29 春日和くつは軽いが良しとして 掃半 1 中ちゃん
174-30 冬という旋律を奏でるピアノ
174-31 春菊を入れ過ぎたかも豆腐鍋 中ちゃん 3 たんこ・越冬こあら・浮動甘納豆
174-32 暖かや吾子の名記す三輪車 樽金 7 了斎・たんこ・掃半・九鈴ちゃん・こひつじ・ハードエッジ・はにわ(ToT)
174-33 植換ふる鉢の下にも名草の芽 樽金 2 破れ鐘・ハードエッジ
174-34 野良猫が糞する街や春浅し
174-35 漕艇の声嗄れて春浅き 破れ鐘 2 樽金・勝坊
174-36 光のみ満ちて二月の空深し 了斎 1 樽金
174-37 門衛の時には歩く余寒かな 樽金 4 中ちゃん・掃半・野浮・破れ鐘
174-38 素謡の声は凛々春浅し
174-39 節分の夜更けに青鬼とダンス
174-40 叱られて上手く泣けない寒卵 はにわ(ToT) 2 越冬こあら・浮動甘納豆
174-41 駅の灯の見えゐて遠き雪野道 勝坊 2 樽金・野浮
174-42 光揺れ地平より春湧き立ちぬ はにわ(ToT) 4 樽金・越冬こあら・早香・勝坊
174-43 寒紅をさして志功の天女かな 野浮 1 樽金
174-44 春空の一つ電線鳥三種 了斎 1 九鈴ちゃん
174-45 馬車道に建国の日の国旗かな 浮動甘納豆 2 中ちゃん・野浮

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