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第 254 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年3月30日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
254-01 ヘリコプターに兵士何人鳥曇 亮哉 1 竹軒
254-02 陽を求め生垣潜る沈丁花
254-03 爺様も懐柔される花だより 早香 1 たんこ
254-04 暖かや車窓から牛ぽつりぽつ
254-05 ペダル踏むワルツのリズム春の風 早香 5 蒼穹・キチロウ・クリトン・竹軒・野浮
254-06 露天湯のまだ残雪に囲まれし 中ちゃん 3 蒼穹・キチロウ・たんこ
254-07 春疾風浜に逆巻く砂埃
254-08 ニキビの子一人もをらず木の芽風
254-09 笛の音指折る月日桃の花 越冬こあら 1 亮哉
254-10 春愁のフランシーヌの場合かな 野浮 3 蒼穹・竹軒・早香
254-11 苔の上ぽつんと一つ黒椿
254-12 梅開花老いたわが身にハイキング
254-13 雨降るを一日知らざり春の風邪 亮哉 5 中ちゃん・キチロウ・クリトン・たんこ・早香
254-14 砲声の聞こえる街は春嵐
254-15 海越えて黄砂と共に帰れ君
254-16 菜種梅雨ピアノ三味線笛太鼓
254-17 暖かや雑誌の隅に花言葉 野浮 6 蒼穹・樽金・クリトン・竹軒・越冬こあら・亮哉
254-18 春暁の宿の行灯子は寝ねし
254-19 春愁ひ川にも一級二級かな 樽金 4 蒼穹・竹軒・早香・越冬こあら
254-20 きはどくも節度を守りたる芝火 蒼穹 3 中ちゃん・野浮・早香
254-21 婚礼があり奥飛騨の春浅し 中ちゃん 4 樽金・野浮・越冬こあら・亮哉
254-22 遠足の子をぶらさげて新教師 蒼穹 4 中ちゃん・樽金・クリトン・亮哉
254-23 古市や大須観音春曇り
254-24 萌え出ずる草摘む子等の頬紅く
254-25 小さき手のつかむと止まる風車 蒼穹 6 中ちゃん・樽金・クリトン・たんこ・野浮・亮哉
254-26 淀川の添へる桜の芽吹きけり 竹軒 1 早香
254-27 目刺焼く雨降る昼の独り酒 樽金 3 キチロウ・たんこ・越冬こあら
254-28 春寒の夕餉にハヤシライスかな 野浮 2 キチロウ・越冬こあら
254-29 逆光に椿朝露きらめけり
254-30 春眠の夢淡く消え君想ふ
254-31 春はいつ空襲する人受ける人
254-32 連翹の垣より鴉出でにけり 亮哉 1 中ちゃん
254-33 うつらうつらウッドデッキに蜂が来る たんこ 2 樽金・野浮

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