開句日：平成１５年３月１６日 兼　題：「垣繕ふ」、「諸子」（もろこ）、「快」　※「快」は無季兼題

No.	俳　　　　　　　　　　句	作　　者	選	選　　　　　　　　　　者
253-01	定年になって垣繕いが趣味になり
253-02	表裏無い人集まって垣手入
253-03	日々快癒きざしてものの芽が吹けり	中ちゃん	3	たんこ・早香・びーどろ
253-04	諸子追ふはだしの子らに川きらら	クリトン	4	蒼穹・たんこ・キチロウ・亮哉
253-05	快速に抜かれ各停あたたかし
253-06	前菜は諸子近江の出合茶屋	竹軒	4	中ちゃん・キチロウ・クリトン・越冬こあら
253-07	雑魚(ｻﾞｺ)として生涯大事諸子舟	びーどろ	1	早香
253-08	梅見頃快速電車通過駅	早香	5	蒼穹・亮哉・クリトン・越冬こあら・竹軒
253-09	ルーキーの快打好走風光る	樽金	3	中ちゃん・竹軒・野浮
253-10	諸子釣り隠れる草の丈足らず	早香	1	びーどろ
253-11	快調な胃袋ひとつ春炬燵	越冬こあら	1	蒼穹
253-12	垣繕ふ時々犬と目を合はせ	亮哉	4	キチロウ・越冬こあら・竹軒・びーどろ
253-13	真夜中の恋猫といふ不快かな	野浮	2	たんこ・越冬こあら
253-14	山からの風が颪よ垣繕ふ	野浮	1	亮哉
253-15	春雨に濡れて行くのは不快なり
253-16	陋屋や垣根繕ふ人もなし	たんこ	3	中ちゃん・キチロウ・クリトン
253-17	豪快なオールの飛沫風光る	蒼穹	2	たんこ・樽金
253-18	垣直し揃いの法被檀家衆	早香	1	竹軒
253-19	売主が垣繕うてゐたりけり	竹軒	4	中ちゃん・樽金・亮哉・野浮
253-20	諸子舟をんなが水に還るみづ
253-21	さゞ波の下の息吹や諸子釣
253-22	諸子見て食欲盛ん春の夜
253-23	別宅てふ誰も来ぬ家垣繕ふ	びーどろ	3	たんこ・クリトン・越冬こあら
253-24	浅酌と誘はれたるよ焼き諸子
253-25	降り出してやめる親子の諸子釣	中ちゃん	1	クリトン
253-26	人影に散りたる諸子また群るる	樽金	3	中ちゃん・キチロウ・亮哉
253-27	垣繕ふもう雪なしといふ日和	中ちゃん	2	樽金・びーどろ
253-28	あいさつの聲あちこちに垣繕ふ	クリトン	2	蒼穹・野浮
253-29	隣組垣を繕ふ日和とも	蒼穹	1	早香
253-30	快速の車両蛙の目借時	竹軒	2	樽金・早香
253-31	蓬髪はそのまま垣は繕へり	樽金	3	蒼穹・野浮・早香
253-32	蔦芽吹き快音響く甲子園	クリトン	1	樽金
253-33	諸子釣り子らの元気なはしゃぎ声	たんこ	1	竹軒
253-34	流離ひのはての皿なる諸子かな	亮哉	1	びーどろ
253-35	垣繕ふ住宅街の昼下がり
253-36	特大のダイバーウォッチ諸子釣る	越冬こあら	1	野浮