[QLD句会録棚]
第 252 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年3月2日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
252-01 ちまちまと市民農園耕せり 樽金 1 越冬こあら
252-02 三代の想い様々ランドセル 早香 2 たんこ・クリトン
252-03 右左十本分の余寒かな
252-04 盆梅の匂ひほのぼの抹茶かな たんこ 1 蒼穹
252-05 春昼やクロワッサンと赤ワイン 中ちゃん 1 クリトン
252-06 どこで春そんなに吸いこんで来たの 越冬こあら 1 早香
252-07 残る雪あまたの陰(ホト)を曝しけり
252-08 風上の子に点火させ畦を焼く 樽金 1 竹軒
252-09 菰の下大輪に咲く寒牡丹 たんこ 1 竹軒
252-10 茎と茎不揃ひのままシクラメン
252-11 ダビンチを観るごと二人畠打つ クリトン 1 早香
252-12 移したる土管の跡ももの芽かな 樽金 4 中ちゃん・びーどろ・越冬こあら・野浮
252-13 春風や家の眼の窓二つ 亮哉 4 蒼穹・樽金・早香・びーどろ
252-14 微笑みのやわらかくなる二月尽 早香 4 蒼穹・たんこ・樽金・野浮
252-15 仙人掌の種蒔く水は遣らざれど
252-16 昇り行くエスカレーター雛の階 竹軒 3 亮哉・越冬こあら・クリトン
252-17 かの日より卒業証書丸まりて 蒼穹 2 中ちゃん・早香
252-18 吾子の背ののびのびのびとつくつくし 野浮 1 びーどろ
252-19 初午や明治生まれの丙午 竹軒 2 中ちゃん・たんこ
252-20 胡蝶天にかへるとみれば落暉かな
252-21 猫の子の乳吸ふ音よ雨やさし 蒼穹 3 竹軒・亮哉・クリトン
252-22 天候を見る春陰の大き窓 竹軒 1 びーどろ
252-23 彼がゐるともゐなひとも雛祭 中ちゃん 2 蒼穹・亮哉
252-24 春の塔アリスの上のうさぎどん
252-25 春の雪ひとひらごとの揺らぎかな 野浮 4 中ちゃん・たんこ・樽金・越冬こあら
252-26 街灯の淡き光や春寒し クリトン 2 竹軒・越冬こあら
252-27 百姓の我にことさら日の永き 亮哉 3 竹軒・早香・野浮
252-28 雛の首挿されて雛となりにけり びーどろ 5 蒼穹・中ちゃん・樽金・亮哉・野浮
252-29 白い梅紅い梅見る君の頬 越冬こあら 1 クリトン
252-30 春燈下妖しき話聞きにけり 野浮 2 樽金・びーどろ
252-31 不況神去ってくれよと祈る春
252-32 春の文字書きてほぐるるわが身かな 早香 2 亮哉・野浮
252-33 ワルツ聴く軒打つ音は春の雨 クリトン 1 たんこ

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