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第 251 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年2月16日
兼 題:「猟名残」(れふなごり)、「さより」、「脚」 ※「脚」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
251-01 掛けし罠外して回る猟名残 竹軒 4 蒼穹・樽金・野浮・クリトン
251-02 膝関節筵に硬し猟期終ふ 亮哉 1 びーどろ
251-03 猟名残銃の手入れを怠らず たんこ 2 中ちゃん・竹軒
251-04 快方に向かひあれこれ日脚伸ぶ 樽金 6 蒼穹・越冬こあら・たんこ・竹軒・野浮・早香
251-05 白薔薇に似せてさよりの薄造 中ちゃん 1 たんこ
251-06 口笛に犬集まりぬ猟名残 野浮 3 中ちゃん・竹軒・クリトン
251-07 隠り沼に空缶一つ猟名残 樽金 3 蒼穹・亮哉・野浮
251-08 雨脚のあるとしもなし春の土 亮哉 2 樽金・早香
251-09 娘たちさよりの刺身で祝ひ事
251-10 桜島釣りし細魚のきらめけり 樽金 2 蒼穹・びーどろ
251-11 セッターが追ふいのししや猟名残
251-12 針魚釣り中の一人が釣れてをり びーどろ 2 中ちゃん・竹軒
251-13 O脚もX脚も春の泥
251-14 三脚を据へ湖の春近し クリトン 3 越冬こあら・竹軒・野浮
251-15 身反らして銀の輪作るさより 早香 1 亮哉
251-16 椀の実を細魚と言へる仲居かな 竹軒 1 中ちゃん
251-17 立春の脚に溜まっていく時間 越冬こあら 3 亮哉・びーどろ・早香
251-18 甲斐犬の脚なかば癒ゆ猟名残
251-19 犬の声ばかり聞こえて猟名残 クリトン 2 蒼穹・たんこ
251-20 あをき潮より紅さして来しさより
251-21 山道の歩き易さよ猟終わる 早香 1 クリトン
251-22 銀鱗に鼻高々のさよりかな 野浮 1 クリトン
251-23 伴奏にそろはぬ脚や春時雨 蒼穹 4 中ちゃん・たんこ・樽金・クリトン
251-24 鹿肉をかぢる犬歯や猟名残 びーどろ 2 亮哉・越冬こあら
251-25 彗星を探す岸辺に竹魚来て
251-26 剥製にすることもなく猟名残
251-27 春光の縁側に脚延ばしけり 中ちゃん 4 亮哉・越冬こあら・樽金・早香
251-28 猟名残平らな顔と平らな手 越冬こあら 2 びーどろ・早香
251-29 大小の三脚の池鳥帰る
251-30 脚光をあびてあの子に春が来る
251-31 ジーンズの春の○脚丸の内
251-32 角皿のさよりに透ける藍の笹 亮哉 3 越冬こあら・たんこ・野浮
251-33 三尾ずつ並んでさより不満顔 越冬こあら 2 樽金・びーどろ

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