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第 250 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年2月2日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
250-01 風邪猛威学級閉鎖もあると聞く
250-02 一群に斥候をりぬ寒雀 樽金 4 たんこ・野浮・クリトン・びーどろ
250-03 雪催い良いではないかと三軒目
250-04 立春の譜のきらめけり雪の野に
250-05 清々と上野の混沌(カオス)寒牡丹 びーどろ 1 越冬こあら
250-06 木の枝に春の兆しがふっくらと
250-07 石橋を叩いて渡る受験かな
250-08 寒月に吸い上げられて行く眼鏡 越冬こあら 2 早香・亮哉
250-09 長き脚畳みて女屠蘇を受く 竹軒 4 中ちゃん・樽金・たんこ・びーどろ
250-10 ワンカップ持つて独りの梅見かな 中ちゃん 3 たんこ・野浮・びーどろ
250-11 裸木としてその人の前にゐる 亮哉 5 蒼穹・中ちゃん・早香・野浮・びーどろ
250-12 雪隠は書を読むところ春を待つ 蒼穹 1 亮哉
250-13 赤ポスト取集時刻の小雪かな びーどろ 2 蒼穹・越冬こあら
250-14 カツカツと爪音たてる炬燵猫
250-15 寒鯉も日向を好み動かざる 樽金 3 蒼穹・早香・竹軒
250-16 無駄口をきいてる唇に鎌鼬
250-17 膝ほどの梅の木も花つけてをり 中ちゃん 1 クリトン
250-18 大寒の星またたきし家路かな クリトン 2 竹軒・越冬こあら
250-19 凍天下無言で向う本社ビル 越冬こあら 3 樽金・竹軒・野浮
250-20 眠りへと足のすべりし寒夜かな 亮哉 1 中ちゃん
250-21 雪晴や暗渠へみづの膨らんで びーどろ 1 蒼穹
250-22 寒の水いまだに黒き正露丸 樽金 1 越冬こあら
250-23 白魚に瀬戸物の柄透き通る 中ちゃん 2 樽金・クリトン
250-24 冬晴れの流れる雲の白さかな クリトン 2 竹軒・亮哉
250-25 雪野原わたしと犬の足の跡 早香 4 蒼穹・竹軒・亮哉・びーどろ
250-26 ことしまた重くなりたる若布刈棹 蒼穹 2 中ちゃん・クリトン
250-27 小説を書いてみようか日脚伸ぶ
250-28 投げ銭が帽かすめゆく初詣 竹軒 1 クリトン
250-29 ピラカンサ啄んで飛ぶ尉鶲
250-30 独り寝やただ北風のたたく音 クリトン 4 樽金・早香・たんこ・越冬こあら
250-31 行く峰を恵方と指せり山の友 竹軒 3 早香・亮哉・野浮
250-32 消防船日向へ出づる冬の川 亮哉 2 中ちゃん・樽金
250-33 ストーブのまわり人垣いつの世か 早香 1 たんこ

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