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第 249 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年1月19日
兼 題:「初旅」(はつたび)、「早梅」(さうばい)、「眠る」 ※「眠る」は無季兼題
No. 俳          句 作  者 選          者
249-01 眠りたるまま地吹雪をやり過ごす 蒼穹 4 中ちゃん・びーどろ・竹軒・クリトン
249-02 初旅や地図の読めない妻であり 樽金 5 蒼穹・たんこ・野浮・越冬こあら・竹軒
249-03 早梅の寺に弁財天御座す
249-04 初旅は鈍行で駅二つかな 中ちゃん 5 蒼穹・野浮・早香・越冬こあら・クリトン
249-05 初旅と行き先知らぬバスに乗る 早香 1 たんこ
249-06 初旅や元襲来の碇石 竹軒 3 中ちゃん・樽金・越冬こあら
249-07 冬の月眠らぬ街を照らすかな
249-08 創作は進まず庭の梅早し 越冬こあら 3 早香・樽金・クリトン
249-09 初旅や往きも帰りも荷の軽き 中ちゃん 1 蒼穹
249-10 死ぬことと眠ることの差もどり花 びーどろ 1 蒼穹
249-11 然し未だ眠り続ける年男
249-12 初旅や若草山の炎かな
249-13 早梅や慶喜蟄居の厠窓 びーどろ 4 蒼穹・野浮・樽金・竹軒
249-14 しんしんと雪降る里の眠りかな クリトン 1 樽金
249-15 鯉眠る池は早梅映す池 中ちゃん 1 びーどろ
249-16 早梅や日あたる庭の小鳥かな クリトン 1 たんこ
249-17 早梅に微笑んでゐる老夫婦 たんこ 1 竹軒
249-18 早梅や神籤結べる紐の先
249-19 初旅のいま東京に着く「はやて」 びーどろ 3 中ちゃん・野浮・越冬こあら
249-20 恋猫や夜も眠らずに啼きわめく
249-21 早梅の散りにし枝の悔ゆるごと
249-22 玉砂利を踏み伊勢参宮旅始め クリトン 1 中ちゃん
249-23 初旅や石段昇り坂降り 越冬こあら 1 たんこ
249-24 餅花を小屋に飾られ犬眠る 樽金 3 びーどろ・越冬こあら・竹軒
249-25 太郎の屋根次郎の屋根の雪眠る
249-26 早梅やセロファンのごと昼の月 樽金 2 早香・クリトン
249-27 寅さんになる初旅の空の下 野浮 1 びーどろ
249-28 初旅や友にことほぐことありて 蒼穹 4 中ちゃん・野浮・早香・樽金
249-29 鰭酒を眠り薬の替りとす 野浮 3 たんこ・早香・びーどろ
249-30 早梅や気を引く素振り覚えけり 早香 1 クリトン

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