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第 248 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年1月5日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
248-01 顔文字に微笑み返す初笑顔 佐保子 1 たんこ
248-02 初春や家族揃ひて祖父のこと 中ちゃん 3 蒼穹・早香・野浮
248-03 田作りの粘りに参る塗りの箸 早香 1 越冬こあら
248-04 卒業の証書用紙に紙漉くと クリトン 1 蒼穹
248-05 年初め活字頼みの大家の書
248-06 淑気満つ街路チョコパン齧りつつ 越冬こあら 1 亮哉
248-07 木枯しに追はる木っ端の逃げっぷり
248-08 口に入れるふぐの薄きをまとめては
248-09 初春の挨拶軍手長靴で 早香 5 中ちゃん・蒼穹・亮哉・野浮・クリトン
248-10 初東雲Tシャツの背にHARAJUKUと
248-11 軒下に藪に声ある淑気かな 亮哉 1 早香
248-12 この空地売れしと聞けり枯芒 竹軒 2 越冬こあら・佐保子
248-13 歓声や箱根駅伝戸塚過ぎ
248-14 初春や子ら集まりて同衾す 中ちゃん 1 クリトン
248-15 餅搗や合ひの手の母確かなる 蒼穹 7 中ちゃん・樽金・早香・たんこ・野浮・竹軒・佐保子
248-16 山の端の遅くて速き初日の出 樽金 1 亮哉
248-17 幼子は餅焼くが好き雑煮食ふ
248-18 梅の枝つぼみもすでにふっくらと
248-19 女房の里の味する雑煮かな 早香 2 たんこ・クリトン
248-20 灰皿の汚れ拭きつつ除夜の鐘 野浮 3 たんこ・越冬こあら・竹軒
248-21 年の夜や人数分を洗い終え 越冬こあら 4 中ちゃん・蒼穹・野浮・竹軒
248-22 神棚に新酒供えて注連飾り クリトン 1 中ちゃん
248-23 猫の恋石投げつけて庭掃除
248-24 御降りや遠く離れし人のこと 佐保子 4 蒼穹・樽金・越冬こあら・クリトン
248-25 屠蘇の技なり大風呂敷を広げけり 野浮 1 竹軒
248-26 オーバーの色に髪染む女かな
248-27 初夢や荒野に守る白熱灯 野浮 3 亮哉・早香・佐保子
248-28 山々に眠れるものや除夜の鐘 蒼穹 8 中ちゃん・亮哉・樽金・早香・野浮・越冬こあら・佐保子・クリトン
248-29 雪降るや万両紅く燃えている たんこ 1 竹軒
248-30 御降のさりさり凍る夕べかな 亮哉 2 樽金・たんこ
248-31 乳歯抜けた知らせうれしき初電話
248-32 今年もパソコン作の賀状増え
248-33 御降のあと深々と落暉かな 亮哉 2 樽金・佐保子

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