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第 258 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年5月25日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
258-01 草茂る放牧の牛寺参り 早香 1 越冬こあら
258-02 蕗煮しめ辛き味付け寺の膳
258-03 青嵐銀輪を今潜り抜け 越冬こあら 1 亮哉
258-04 巣箱いま空いてゐますと橡の花 樽金 3 かるちゃん・野浮・越冬こあら
258-05 参道を登りきったら心太 早香 6 竹軒・かるちゃん・たんこ・越冬こあら・クリトン・びーどろ
258-06 溌剌と五月の雷雨来たりけり 樽金 1 亮哉
258-07 噴水ははや就眠時間なる
258-08 一輪挿しほのかに匂ふ紫蘭かな たんこ 1 キチロウ
258-09 麦秋や駅から続く白い列 越冬こあら 2 樽金・野浮
258-10 父と見し著莪の花咲く谷渉る クリトン 3 中ちゃん・たんこ・びーどろ
258-11 上向きに目瞑る海猫の瞼かな 亮哉 2 樽金・びーどろ
258-12 涼しげに見せて闊歩の黒ドレス かるちゃん 2 キチロウ・野浮
258-13 園児等の声ハキハキと夏きざす クリトン 1 たんこ
258-14 チョコレートくれし貴女が薔薇くれし
258-15 遠蛙旅の疲れを癒しけり 野浮 1 竹軒
258-16 紫陽花やふとき柱に凭れをり びーどろ 2 蒼穹・クリトン
258-17 兄弟に負けじ大口燕の子 クリトン 4 中ちゃん・樽金・かるちゃん・たんこ
258-18 筑波嶺を囲む植田でありにけり 野浮 2 竹軒・樽金
258-19 五月雨や天にも届く川の音 たんこ 1 早香
258-20 青葉道ハート模様の水溜り 竹軒 1 越冬こあら
258-21 夕暮れの水辺に蛙の大合唱
258-22 農業は吾に向かぬや袋掛 中ちゃん 1 野浮
258-23 川縁のアカシアの下蜂巣箱
258-24 青蛙瞳の中の俺と空 越冬こあら 2 早香・クリトン
258-25 初夏や登校時刻は定まりて かるちゃん 2 亮哉・越冬こあら
258-26 青草に転がる雨の銀の粒
258-27 菖蒲湯やドイツ語教師今おはすか
258-28 白壁に記す紀年や青葉潮
258-29 木影より竿光りけり山女釣 キチロウ 5 中ちゃん・蒼穹・かるちゃん・たんこ・野浮
258-30 黄昏の金波銀波の卯波かな 野浮 1 早香
258-31 夏落葉雨に貼りつく滑り台 竹軒 1 蒼穹
258-32 あぢさゐの毬と鋏と地べたかな びーどろ 1 亮哉
258-33 歌声と踏み鳴らす床ビアホール 蒼穹 2 中ちゃん・かるちゃん
258-34 露天風呂柿の若葉の一葉浮く キチロウ 2 蒼穹・びーどろ
258-35 宵月や負はれて眠る祭の子 樽金 1 キチロウ
258-36 汐入を上る水母のはやさかな 亮哉 4 中ちゃん・樽金・クリトン・びーどろ
258-37 門前で紫陽花の鉢求めたり かるちゃん 3 キチロウ・蒼穹・早香
258-38 落日を載せ帰路につく麦車 蒼穹 4 キチロウ・竹軒・早香・クリトン
258-39 十薬や女教師見ゆる厠窓 びーどろ 2 亮哉・竹軒

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