[QLD句会録棚]
第 260 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成15年6月22日
兼 題:なし
No. 俳          句 作  者 選          者
260-01 球場の熱気屋上ビヤホール
260-02 あかがねに明ける梅雨空鳥騒ぐ 亮哉 1 びーどろ
260-03 抹茶飲みのんびり楽しむあじさい寺
260-04 鵜飼の火かなたに焚かれはじめけり 中ちゃん 2 樽金・亮哉
260-05 出番なきことのなにより余り苗 蒼穹 1 びーどろ
260-06 ブラームス石榴の花の下で鳴り キチロウ 3 竹軒・亮哉・びーどろ
260-07 指先のてんとう虫の思案かな クリトン 3 中ちゃん・竹軒・越冬こあら
260-08 水無月に水面膨らますグラス
260-09 先客のおはせる螢袋かな 蒼穹 2 たんこ・樽金
260-10 ハイレグの砂丘にダリの繪の如く
260-11 撒き水の電柱嗅げる小犬かな 竹軒 2 中ちゃん・キチロウ
260-12 どんぶりに金魚を一時避難させ 中ちゃん 3 たんこ・竹軒・越冬こあら
260-13 マンホールの蓋にも飛びぬ紫蘇の花
260-14 ででむしの舗道横切る朝じめり 樽金 4 たんこ・蒼穹・早香・クリトン
260-15 吾も猫も一休みなり梅雨晴間
260-16 ひきがへる鎮守夜警のごとく出づ 樽金 2 たんこ・クリトン
260-17 冷素麺五臓六腑に沁みてお茶 竹軒 4 中ちゃん・キチロウ・亮哉・越冬こあら
260-18 海鳴りやガラスの卓の夏帽子 びーどろ 6 蒼穹・樽金・早香・竹軒・亮哉・クリトン
260-19 通り雨燕の隣借りる軒 早香 2 キチロウ・蒼穹
260-20 執り合えず萬事繰り延べられる梅雨
260-21 家舟に揺れて燕の巣立ちけり 亮哉 1 中ちゃん
260-22 風薫りはずむ声する露天風呂
260-23 紫陽花寺一鉢購入我が庭へ
260-24 短夜や駅構内の大時計 樽金 6 キチロウ・蒼穹・早香・竹軒・クリトン・越冬こあら
260-25 紫陽花を揺らして空へ向かう風 越冬こあら 1 早香
260-26 雨上がり輝くばかりの七変化
260-27 とらまへしはずの螢の消えにけり 蒼穹 4 中ちゃん・たんこ・樽金・クリトン
260-28 君の聲まだ残りをり七変化
260-29 水晶を磨けば夜の黄金虫 亮哉 3 樽金・早香・びーどろ
260-30 わくら葉やたっちまったよ一年が 中ちゃん 2 越冬こあら・びーどろ
260-31 半世紀古ぶ団地の枇杷小粒 竹軒 2 キチロウ・亮哉
260-32 紫陽花と私と彼の万華鏡 早香 1 蒼穹
260-33 石垣に紫陽花の球こぼれけり

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