第 375 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成19年12月9日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
375-01 木枯しや謡の稽古夜ふけまで -
375-02 外套のポケット広し新書買ふ 甘納豆 6 ancapigra・越冬こあら・紫土・Yumi・こひつじ・亜紀
375-03 一昨日の別れ話しや今日は雪 2 早香・越冬こあら
375-04 湯ざめしてまたたき寒しオリオン座 -
375-05 性格の円くなりけり木の葉髪 Yumi 3 中ちゃん・紫土・亜紀
375-06 着膨れの波に押されて目的地 -
375-07 閂を掛けたが如き十二月 -
375-08 忘年会貧乏くじの幹事役 -
375-09 懇ろに夫(つま)なき寝床懐手 -
375-10 冬紅葉喚声絶えぬバスツアー クリトン 1
375-11 鍋一杯おでん煮込んで妻の留守 勝坊 7 甘納豆・中ちゃん・ancapigra・越冬こあら・クリトン・Yumi・こひつじ
375-12 風荒ぶ浜のをとこの毛糸帽 5 流・勝坊・早香・クリトン・亜紀
375-13 干大根物干竿に一列に -
375-14 冬時雨一日延ばす通院日 Yumi 2 越冬こあら・クリトン
375-15 傘立てに傘のかたむく時雨かな 亜紀 1 中ちゃん
375-16 懐を猫出入りする十二月 早香 1 越冬こあら
375-17 新しき鮨屋の鰤のてらてらと -
375-18 親類も縁者も何も冬木立 越冬こあら  3 早香・甘納豆・Yumi
375-19 括りたる庭木の緩む小春かな 1 ancapigra
375-20 船よりの眺めにしぐる陸見えず -
375-21 片手間の夕餉の支度蜜柑山 -
375-22 乳房にも見えて二峰の小春かな -
375-23 霜の朝郵便受けに手紙あり 1 早香
375-24 貰ひたる大根忘れて帰りけり こひつじ 5 中ちゃん・紫土・クリトン・亜紀・屯
375-25 自動車に湯をかけ霜を解かす朝 -
375-26 煌めける聖樹の内の仄暗さ 紫土 2 早香・屯
375-27 島幾重わびしさ幾重瀬戸の冬 -
375-28 冬空とプラスティックの義眼義歯 越冬こあら  2 流・中ちゃん
375-29 ラーメンにコーンの黄色暮れの秋 勝坊 2 甘納豆・こひつじ
375-30 落葉踏む乾いた音と湿る音 紫土 2 勝坊・屯
375-31 冬麗や富士の頂き真白なる -
375-32 冬薔薇一挿し路に横たわる -
375-33 風花や見たか見たかと言ふばかり ancapigra 5 流・甘納豆・紫土・Yumi・亜紀
375-34 風に道譲りてそよぐ枯尾花 -
375-35 気合てふ薬のありぬ水洟 こひつじ 2 流・紫土
375-36 石蕗咲いて母の暮らしを思ひをり 亜紀 5 勝坊・ancapigra・クリトン・こひつじ・屯
375-37 ビル群や落葉渦巻く道の隅 中ちゃん 1 勝坊
375-38 カレンダーに丸のいつぱい師走かな 紫土 5 勝坊・甘納豆・Yumi・こひつじ・屯
375-39 落葉舞ふ植物園は人を見ず クリトン 1 ancapigra
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