第 397 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年10月12日
兼題:なし。ただし、今回は野浮さんの追悼句会といたします。最低でも一句、追悼句をご出句ください。全部、追悼句でもけっこうです。

No.  俳          句 作  者 選          者
397-01 十三夜リターンキーを一度押す 亜紀 3 ancapigra・翠玉・未貴
397-02 喪ごころにパソコン消して桐一葉 中ちゃん 1 早香
397-03 亡き友のメール開いて読む夜長 こひつじ 3 流・Yumi・屯
397-04 花野へと行ってしまったあの人は 早香 1 紫土
397-05 菊一輪秘密基地にも飾りをり -
397-06 無限なる仮想メモリー後の月 未貴 2 早香・Yumi
397-07 秘密基地見つけて野菊供へけり こひつじ 5 甘納豆・早香・中ちゃん・紫土・未貴
397-08 へうへうと君去り秋は暮れにけり 越冬こあら  5 勝坊・亜紀・翠玉・未貴・屯
397-09 晩菊を焼べて亡き人偲びけり 紫土 2 勝坊・屯
397-10 天に召す人ゐて秋の声澄めり -
397-11 偲ぶとき風の生まれし大花野 未貴 3 甘納豆・紫土・屯
397-12 今宵またちちろと共に思い出す -
397-13 逝きし人白もて飾る残り菊 -
397-14 きぬぎぬのれもんにがくてさびしくて 翠玉 3 早香・亜紀・越冬こあら
397-15 窓鳴らし心乱して野分かな Yumi 2 流・中ちゃん
397-16 召されたる友は那辺に昼の月 -
397-17 忽と訃の句友を悼む秋思かな -
397-18 露けしや生あるものは何時か消え 勝坊 3 こひつじ・ancapigra・紫土
397-19 五十路とは余りに早し秋の雲 2 勝坊・越冬こあら
397-20 別れとは忘れた時よ七竃 早香 1 ancapigra
397-21 曼珠沙華やさしき人の黙しをり -
397-22 秋の夜に見れば胸突く過去データ 中ちゃん 1 Yumi
397-23 泣き腫らす眼に銀河浮かびをり Yumi 1 中ちゃん
397-24 烏瓜見ればあなたを思い出す -
397-25 ジェットの尾かすめて低し後の月 -
397-26 来迎の弦月花の野に浮かぶ -
397-27 君去りし花野に浮かぶ後の月 翠玉 1 亜紀
397-28 あヽいう風に生きてみたしと秋桜 -
397-29 流星やメビウスの輪のもどり来て 亜紀 4 甘納豆・ancapigra・翠玉・越冬こあら
397-30 星流れ一つは友と思ひけり 1 紫土
397-31 地球ぐるぐるぐるぐると冬隣 -
397-32 さようならいま風になる花芒 ancapigra 2 流・こひつじ
397-33 流星の流れる迄の半世紀 -
397-34 湿原の水に影置く草の花 1
397-35 霊魂の見守り賜え曼珠沙華 勝坊 1 こひつじ
397-36 顔文字を打てば哀しき流れ星 翠玉 1
397-37 少年は思い出のまま烏瓜 Yumi 4 甘納豆・ancapigra・亜紀・翠玉
397-38 液晶滲む秋の夜の訃報 甘納豆 2 勝坊・未貴
397-39 液晶の静かに切れし十三夜 未貴 9 甘納豆・こひつじ・勝坊・亜紀・中ちゃん・翠玉・越冬こあら・Yumi・
397-40 みまかりし友の文読む夜長かな -
397-41 秋の野に友の遺せし道標 こひつじ 2 越冬こあら・未貴
397-42 九月なるこの日は永久に野浮忌なり 4 早香・こひつじ・中ちゃん・Yumi
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