第 404 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年1月19日
兼題:「寒の雨」、「冬の草」、「二人」 ※「二人」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
404-01 二人して咳の返事をする夜半 早香 4 ancapigra・亜紀・中ちゃん・紫土
404-02 花少し挿したる墓や寒の雨 4 勝坊・中ちゃん・Yumi・屯
404-03 寒の雨いつしか視界不透明 -
404-04 しやあといふ夜つぴて寒の雨の音 中ちゃん 2 流・未貴
404-05 寒の雨賢治欠けたる茶碗持つ 紫土 2 亜紀・早香
404-06 いつまでも変わらぬ友よ冬の草 早香 1 越冬こあら
404-07 大福を分け合ふふたり春隣 亜紀 1 早香
404-08 冬草や風の中では眼を閉じよ -
404-09 寒牡丹かって二人で見しものを -
404-10 鬼ごつこ冬の草踏むランドセル 中ちゃん 2 勝坊・流
404-11 冬草の踏まれながらの青きかな -
404-12 日送りの殖ゆる善し悪し寒の雨 -
404-13 行く雲の真白くありぬ冬の草 -
404-14 寒の雨船は港を動かざる 亜紀 4 勝坊・流・越冬こあら・屯
404-15 二人居の気侭な世過ぎ小豆粥 勝坊 3 亜紀・中ちゃん・Yumi
404-16 敷石を割りて伸びくる冬の草 Yumi 3 ancapigra・未貴・屯
404-17 塀だけが残る屋敷に冬の草 -
404-18 老木のしづかな気息寒の雨 勝坊 6 ancapigra・亜紀・未貴・越冬こあら・屯・紫土
404-19 寒の雨遠く離れた人に降る -
404-20 焚火して呼びあう声や二人称 -
404-21 能面のごとき顔来る寒の雨 3 越冬こあら・Yumi・紫土
404-22 寒風や母子二人に荷の多し -
404-23 リサイクルされぬ空缶冬の草 紫土 3 流・中ちゃん・未貴
404-24 白鳥の船の二人や湖(うみ)寒し 中ちゃん 4 亜紀・越冬こあら・Yumi・紫土
404-25 寒の雨夜更けて街は白くなり ancapigra 1 早香
404-26 かすかにも纏ふものあり冬の草 -
404-27 二人ゐて一人だけ見しかいつぶり 紫土 1 未貴
404-28 背に負ふは同行二人根深汁 Yumi 4 勝坊・ancapigra・中ちゃん・屯
404-29 道ばたの馬頭観音冬の草 4 勝坊・流・ancapigra・Yumi
404-30 二人居の南部煎餅ぽんと割る 未貴 1 紫土
404-31 冬草や残念のタネまた残り 越冬こあら  1 早香
404-32 寒の雨思ひ返すは別れの日 -
404-33 遂に我帝都の冬と二人連れ 越冬こあら  1 早香
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