第 403 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年1月11日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
403-01 粛々と酒酌み交す五日かな ancapigra 1 越冬こあら
403-02 人日のネクタイだらり重たさう 紫土 1 亜紀
403-03 空席の並ぶ図書館寒の入 越冬こあら 2 早香・屯
403-04 木枯らしが雨戸を叩く里の夜 1 勝坊
403-05 高速の音の途絶える雪の朝 -
403-06 寒中のポスト不在連絡票 早香 2 流・紫土
403-07 すれ違うマスクの多き石畳 Yumi 2 中ちゃん・越冬こあら
403-08 煮ても焼いても食えぬ我が身の初湯かな ancapigra 2 早香・Yumi
403-09 点描のやうに七日の鏡餅 -
403-10 ひとり起き雑煮あたためており夜半 ancapigra 1 中ちゃん
403-11 水仙の香りや今宵妻は留守 中ちゃん 1 勝坊
403-12 「紅白」は知らぬ歌だけ大みそか 中ちゃん 1 紫土
403-13 凍つる夜のいま折鶴の飛ぶかたち 亜紀 1
403-14 あらたまの辛子きかせてゐたりけり -
403-15 寒燈の暗く感じし君の留守 -
403-16 人も犬も長蛇となりて初詣 越冬こあら  3 中ちゃん・流・ancapigra
403-17 神の鈴大きく振りて淑気かな 3 勝坊・Yumi・紫土
403-18 ひとりではつまらぬものよ福笑ひ 紫土 5 中ちゃん・ancapigra・亜紀・Yumi・越冬こあら
403-19 世の寒さ派遣切りと云ふ言葉 -
403-20 北風の夜にピザ屋が鳴らすベル 1 越冬こあら
403-21 彼女から孫生まれしと賀状あり 中ちゃん 1 勝坊
403-22 正月に何も数えぬ犬と居る 越冬こあら  5 早香・流・亜紀・Yumi・屯
403-23 ころころと笑ふ声浴び初詣 -
403-24 老いぬれば妻ある幸や温め鮭 勝坊 2 ancapigra・屯
403-25 いつ来ると分からぬひとよ雪もよひ 亜紀 4 早香・流・勝坊・紫土
403-26 松の内明けて薄日の街を行く 1 亜紀
403-27 雪道もどんどん歩く長靴で 早香 1 ancapigra
403-28 熱燗や尾鰭のつきし恋語り 2 流・亜紀
403-29 寒椿床に一枝の息使い 1 紫土
403-30 茶を淹れて二人に戻る置炬燵 勝坊 6 中ちゃん・早香・ancapigra・Yumi・屯・越冬こあら
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