第４１０回ＱＬＤ句会録

開句日：平成２１年４月１９日
兼題：「萩若葉」、「八十八夜」、「ドーナツ」　※｢ドーナツ」は無季兼題

No.	俳　　　　　　　　　　句	作　　者	選	選　　　　　　　　　　者
410-01	暑いねと蕎麦食ふ八十八夜かな	-
410-02	銀の匙磨き八十八夜寒	亜紀	2	越冬こあら・紫土
410-03	愛犬の駆けて喜ぶ草若葉	-
410-04	路地裏に静かな滾り萩若葉	-
410-05	山ノ湯に星降る八十八夜かな	屯	3	流・無花果・Ｙｕｍｉ
410-06	大川を渡る大橋萩若葉	亜紀	2	流・紫土
410-07	ドーナツのザラメ光りし朧かな	屯	3	中ちゃん・無花果・亜紀
410-08	八十八夜の風には香りとけている	-
410-09	ドーナッツの穴より初むる春愁	-
410-10	葉桜のもとドーナツを食べながら	中ちゃん	1	早香
410-11	荻若葉水面に映す鬼の顔	紫土	2	Ｙｕｍｉ・屯
410-12	ドーナツの穴に指差し花筏	早香	1	中ちゃん
410-13	元妻の電話八十八夜かな	流	1	紫土
410-14	ドーナツ化現象花は葉となりぬ	-
410-15	通り過ぎる風緑色萩若葉	-
410-16	スタンドにドーナツ並ぶ夏隣り	流	6	早香・中ちゃん・無花果・Ｙｕｍｉ・亜紀・屯
410-17	春の雷ひとりにひとつドーナッツ	越冬こあら	2	流・亜紀
410-18	君遠し八十八夜一人の茶	Ｙｕｍｉ	3	流・屯・越冬こあら
410-19	母の忌に続き兄の忌萩若葉	屯	3	中ちゃん・無花果・越冬こあら
410-20	萩若葉お向かひからのお裾わけ	-
410-21	富士の嶺の曇れる八十八夜かな	-
410-22	正装の青年ふたり萩若葉	越冬こあら	7	早香・中ちゃん・無花果・Ｙｕｍｉ・亜紀・屯・紫土
410-23	売るという生家の庭の萩若葉	-
410-24	八十八夜横に伸びゆく眠気かな	無花果	5	早香・亜紀・屯・越冬こあら・紫土
410-25	蝌蚪生まる昔ドーナツ贅沢品	-
410-26	物理学落として春のドーナッツ	無花果	3	流・Ｙｕｍｉ・越冬こあら
410-27	追いかけて八十八夜中華街	越冬こあら	1	早香

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