第 411 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年5月3日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
411-01 椅子一脚梯梧の下で朽ちてをり 紫土 3 越冬こあら・亜紀・Yumi
411-02 レンズよく拭けば聞こゆる初音かな -
411-03 高速を見上げて泳ぐ鯉のぼり 1 中ちゃん
411-04 永日の空に浮んだ看板屋 越冬こあら  3 早香・甘納豆・中ちゃん
411-05 春深く貝殻骨の奥の凝り 甘納豆 3 流・紫土・Yumi
411-06 ルーヴルの絵に列びたり春疾風 -
411-07 シテ方の面(おもて)朱色に薪能 中ちゃん 2 流・屯
411-08 二羽の蝶離れて寄って消える空 -
411-09 鳥渡るかはり映えなき暮しこそ -
411-10 尾道の石段登る五月かな 3 早香・越冬こあら・屯
411-11 夏近しホームに異人さんの鼻 越冬こあら  1 無花果
411-12 この家に住みし歳月鳥雲に 1 こひつじ
411-13 薫風が自転車漕ぐ足緩めてる -
411-14 藤房の先に触れむと伸ばす指 -
411-15 山の木々あちこち白き若葉かな 中ちゃん 1 早香
411-16 ローソンの裏で夜っぴて蛙鳴く -
411-17 ゆく春の粘土に残す指の跡 紫土 8 早香・甘納豆・こひつじ・無花果・越冬こあら・亜紀・屯・Yumi
411-18 時間差で欲しき筍大攻撃 こひつじ 1 紫土
411-19 猫一匹もらはれてきて春の風邪 無花果 1 越冬こあら
411-20 知らぬ名で届いた新茶卓上に 早香 4 甘納豆・越冬こあら・亜紀・屯
411-21 泥の手を拭いてみんなで柏餅 中ちゃん 8 流・早香・甘納豆・こひつじ・中ちゃん・亜紀・屯・Yumi
411-22 雨あとの空かがやかす揚雲雀 -
411-23 酌み交わす面影は父桜散る 2 流・こひつじ
411-24 調査てふ鯨肉求む昭和の日 紫土 2 無花果・中ちゃん
411-25 沼へ行く林道包む草若葉 -
411-26 青点滅渡る早足躑躅燃ゆ 越冬こあら  2 甘納豆・無花果
411-27 樟若葉欅若葉もいい男 -
411-28 雲雀落つ一本の糸あるごとく 5 こひつじ・中ちゃん・亜紀・紫土・Yumi
411-29 ふつつかな娘ですがと新茶かな こひつじ 1 紫土
411-30 筍を剥くもどかしい言ふ言葉 -
411-31 ひあしんす我は片恋のままが良 無花果 1
411-32 菜の花や携帯電話置いて出る Yumi 2 無花果・紫土
411-33 花明り二段重ねのお重かな -
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