第 412 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年5月17日
兼題:「ぼけの花」、「夏霞」、「粘土」 ※「粘土」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
412-01 粘土かと見間違えたる餅に黴 -
412-02 ぼけの花虚々実々といふ言葉 -
412-03 警官がコンビニ袋ぼけの花 -
412-04 左九谷のバスの別れやぼけの花 -
412-05 車窓より高原幽か夏霞 -
412-06 ろくろの粘土これ春泥と思ひけり -
412-07 夏霞明日の旅程を練り直す Yumi 1
412-08 夏の雨粘土一丁と数えるか -
412-09 木の柵の向こうの村や夏霞 3 無花果・亜紀・紫土
412-10 木瓜の花禍福益々糾える -
412-11 薄墨の空に朱を挿す木瓜の花 甘納豆 1 中ちゃん
412-12 せんもなく粘土こねをり蛙鳴く 3 早香・無花果・亜紀
412-13 木瓜の花棘の枝ごと活花に 中ちゃん 1 早香
412-14 老ふ母の面影憎し木瓜の花 無花果 2 越冬こあら・紫土
412-15 近づいて巨船と分かる夏霞 中ちゃん 2 甘納豆・屯
412-16 佳き知らせもう来るころか木瓜の花 -
412-17 朝まだき長蔵小屋や夏霞 -
412-18 一心に夏を練り込む粘土かな 紫土 7 中ちゃん・甘納豆・無花果・Yumi・亜紀・こひつじ・屯
412-19 英断の延ばし延ばしや夏霞 -
412-20 風かほる切通しには粘土層 Yumi 3 流・越冬こあら・屯
412-21 目覚めても目覚めぬふりで夏霞 無花果 1
412-22 退役の船の消えゆく夏霞 紫土 4 越冬こあら・Yumi・こひつじ・屯
412-23 風光るシルバークレイアート展 早香 1 甘納豆
412-24 転居して主なき庭木瓜の花 3 流・無花果・こひつじ
412-25 紙粘土気ままに丸めみどりの夜 亜紀 2 早香・中ちゃん
412-26 春愁や粘土細工の乾ぶ罅(ヒビ) 5 流・越冬こあら・亜紀・こひつじ・紫土
412-27 なだらかな丘の夜明けや夏霞 こひつじ 1 紫土
412-28 浮かぶとも沈むとも山夏霞 7 早香・中ちゃん・甘納豆・無花果・Yumi・こひつじ・紫土
412-29 木瓜の花重なりあつて夢を見む 紫土 1 早香
412-30 神々の粘土細工と心太 -
412-31 春尽くや我が意のままに粘土揉む 無花果 2 中ちゃん・Yumi
412-32 夏霞今朝は天守が遠く見ゆ -
412-33 ぼけの花いわくありげなご住職 早香 5 甘納豆・流・越冬こあら・Yumi・亜紀
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