第 413 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年5月30日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
413-01 紅かなめの垣苧環の紫 -
413-02 蛍の夜川の弧線に沿ひながら こひつじ 1 甘納豆
413-03 ひと気なき桟橋の午後走り梅雨 2 甘納豆・越冬こあら
413-04 石楠花が咲く旧道の行き止まり 2 早香・屯
413-05 聖五月新百合ヶ丘百合ヶ丘 甘納豆 3 こひつじ・Yumi・紫土
413-06 母残す十年梅酒琥珀色 Yumi 1 中ちゃん
413-07 かきつばた園に乾きし一花壇 -
413-08 夕端居舟漕ぐ人が揺れてをり 紫土 6 流・甘納豆・こひつじ・無花果・Yumi・亜紀
413-09 しばらくは餌に気づかぬ金魚かな こひつじ 5 早香・甘納豆・越冬こあら・中ちゃん・紫土
413-10 両の手のふさがつてゐる梅雨入かな 亜紀 2 こひつじ・越冬こあら
413-11 麦の秋また爆音に追い越され -
413-12 螺子巻いてやらうか夜のほととぎす 紫土 2 無花果・亜紀
413-13 花粉(はな)病みて次は目を病む五月かな -
413-14 石仏に無き喉仏風青む 1 亜紀
413-15 早口で寿限無唱える走り梅雨 -
413-16 咲き初めし紫陽花映る水たまり 甘納豆 2 流・屯
413-17 鼻筋の通る野仏風薫る 4 早香・甘納豆・こひつじ・無花果
413-18 短夜やトラクター音吾を起こす -
413-19 牛の声長々として朝曇り 4 早香・屯・亜紀・紫土
413-20 麦秋のドライブ「ミスターロビンソン」 こひつじ 1 中ちゃん
413-21 口中にはしやぐ音あり蕗を食む 亜紀 2 流・中ちゃん
413-22 夏めくや手持ち無沙汰のカーディガン 無花果 1 紫土
413-23 木漏れ日の間より来れる瑠璃の声 -
413-24 巡りたるバスはワンマン青葉風 亜紀 2 無花果・中ちゃん
413-25 がんばってもダメな世の中五月闇 甘納豆 1 越冬こあら
413-26 アカシヤの幼馴染の居ない街 越冬こあら  2 こひつじ・Yumi
413-27 神宮の男めく香や栗の花 中ちゃん 1 無花果
413-28 あぢさゐの住職の袈裟染めてをり Yumi 2 流・屯
413-29 蟹死んで甲羅の色を残しけり -
413-30 五月闇漁り火と見し岬の灯 -
413-31 ビル工事鳶の足場に燕飛ぶ 早香 4 流・屯・Yumi・亜紀
413-32 花ざくろ落ちている道まっすぐに 無花果 2 越冬こあら・紫土
413-33 ゴム長や築地魚河岸五月雨 越冬こあら  2 早香・Yumi
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]