第 417 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年7月26日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
417-01 かくかくがしかじかとなる氷店 -
417-02 炎ゆる空牙剥く寺の鬼瓦 勝坊 1 紫土
417-03 斑猫と追うて追はれて杣の道 紫土 1 無花果
417-04 アルプスの峰のぎざぎざ夏の雲 -
417-05 捕虫網風の尾ばかりとらへけり 紫土 1 亜紀
417-06 瓶ビール見慣れし壁に囲まれて 越冬こあら  2 流・亜紀
417-07 鰻焼く香りをいただく待ち時間 こひつじ 3 早香・勝坊・紫土
417-08 高原の風は素足を透りぬけ Yumi 2 流・早香
417-09 ひとつづつ冷やかしてゆく夜店かな 亜紀 1 未貴
417-10 水足せば金魚逆立つ鉢の中 勝坊 6 中ちゃん・無花果・未貴・Yumi・亜紀・こひつじ
417-11 雨蛙七匹跳ねたアスファルト -
417-12 太陽が見ているだけの夏の庭 早香 3 越冬こあら・亜紀・紫土
417-13 長梅雨にため息ひとつ漏れにけり -
417-14 足首に大暑の風を纏う夕 -
417-15 海の日の海よく見ゆる喫茶店 亜紀 3 中ちゃん・無花果・Yumi
417-16 炎昼や音の消え去る交差点 勝坊 2 流・早香
417-17 短夜を風車夜っぴて回りをり -
417-18 向日葵や待合室の皆無口 Yumi 3 勝坊・越冬こあら・亜紀
417-19 冷房の居室の読書外知らず -
417-20 律儀なる両親指や夏旺ん 越冬こあら  1 未貴
417-21 冷し酒表面張力てふゆらぎ 亜紀 5 中ちゃん・無花果・Yumi・紫土・こひつじ
417-22 一匹の蛾が壁にをり山の駅 1 勝坊
417-23 いじめつ子いじめられつ子金魚鉢 こひつじ 1 越冬こあら
417-24 尻青き子を追ひかけて天瓜粉(てんかふん) 中ちゃん 1 勝坊
417-25 白南風や鯨の海は遥かなり 未貴 1 早香
417-26 蝉しぐれふいと止まつて雷雨来る 中ちゃん 1
417-27 我一人やたらに汗を掻いてゐる -
417-28 海沿ひにタイルの歩道夏帽子 -
417-29 麦酒注ぐ右手左手また右手 無花果 3 中ちゃん・Yumi・こひつじ
417-30 昼寝さめ生きる心地のあやふやさ 無花果 2 流・未貴
417-31 蜜豆の豆を残していとまどき 未貴 1 越冬こあら
417-32 夜行バス待つ客二人蛙鳴く 5 早香・無花果・未貴・紫土・こひつじ
417-33 寝るもひとり食べるもひとり夏の風邪 無花果 5 中ちゃん・勝坊・Yumi・越冬こあら・こひつじ
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