第 421 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年9月20日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
421-01 トンボきて告げ口をする犬の耳 -
421-02 客去りて壁で秋蜘蛛もの思い -
421-03 秋雲を歩くごとくに乗馬かな -
421-04 秋桜あちらこちらで我を呼ぶ 早香 1 泥亀
421-05 子ら寝(いね)て満天の星降りさうに 中ちゃん 2 流・亜紀
421-06 秋の旅銘菓おつまみ御飲物 -
421-07 かく迄も痩せし妻の背汗拭ふ 勝坊 3 中ちゃん・こひつじ・Yumi
421-08 紅葉一葉るるぶに挟みそれつきり 紫土 4 流・亜紀・無花果・こひつじ
421-09 こそばゆき敬老の日また来たる 勝坊 3 中ちゃん・こひつじ・紫土
421-10 露の世の命繋ぎて金婚式 こひつじ 1 中ちゃん
421-11 初秋やをんなはいつも話好き Yumi 3 泥亀・勝坊・紫土
421-12 生き方の方向変へし夜長かな -
421-13 つなぎたる母の薄き手秋祭 未貴 2 無花果・Yumi
421-14 秋刀魚見て今夜のメニュー変へにけり こひつじ 1 未貴
421-15 夕焼けと曼珠沙華の赤土手堤 -
421-16 空白の庭で遊びぬ秋の蝶 -
421-17 深夜バスどこまで行くも虫の声 中ちゃん 2 早香・未貴
421-18 屈みたる母の背丸く曼珠沙華 未貴 1 勝坊
421-19 まだ青い刈田に四羽の白い鳥 -
421-20 茜雲路地に秋刀魚を焼く煙 3 早香・越冬こあら・未貴
421-21 針穴に糸の通らぬ秋思かな 勝坊 6 早香・泥亀・無花果・越冬こあら・Yumi・未貴
421-22 うたたねに小言もありて志ん生忌 無花果 3 亜紀・中ちゃん・紫土
421-23 稜線に真白き風車天高し 1 勝坊
421-24 木の実出づ小袖は寶袋かな 紫土 3 亜紀・無花果・勝坊
421-25 たつぷんの水の重さや糸瓜もぐ -
421-26 末枯れし草やカルデラ登り来し -
421-27 宝物殿見てより萩のこぼれたり -
421-28 銃眼に見つめられゐる穴まどい 泥亀 2 亜紀・中ちゃん
421-29 鰯雲自分自身に歌う唄 越冬こあら  6 早香・泥亀・勝坊・Yumi・紫土・未貴
421-30 秋彼岸位牌にも有る身長差 越冬こあら  2 早香・紫土
421-31 風止んでしまへば光りだす秋よ 亜紀 4 泥亀・無花果・こひつじ・越冬こあら
421-32 必ずや叶へたきこと秋蛍 亜紀 2 流・越冬こあら
421-33 凡人の小さき楽しみ新走 -
421-34 近道へひょいと跨いで秋の雲 未貴 3 流・越冬こあら・Yumi
421-35 赤とんぼツー・トン・ツーと脇を抜け 無花果 2 流・こひつじ
421-36 青天や二百十日の髑髏 -
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