第 423 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年10月18日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
423-01 告げらるる次の駅名暮の秋 -
423-02 こぼれ萩きざはし高し尼僧寺 1 亜紀
423-03 障子貼る隅の力の入れ具合 こひつじ 5 泥亀・中ちゃん・亜紀・Yumi・紫土
423-04 猫じゃらしあと十分が一時間 越冬こあら  1 早香
423-05 爽やかに捨てて人生軽くする -
423-06 一番星連れて入りたる紅葉宿 3 中ちゃん・無花果・こひつじ
423-07 一回りまあるくなって秋の夜 早香 1 紫土
423-08 雁の列みんなどこかへ行きたがり 亜紀 3 越冬こあら・未貴・Yumi
423-09 プリンカップにいっぱい木の実集めけり -
423-10 ぐらぐらの踏台の上秋の風 紫土 1 亜紀
423-11 幟立て野辺送りゆく花野かな 3 中ちゃん・こひつじ・屯
423-12 新蕎麦の香り分からず頷いて 早香 1 泥亀
423-13 送られしじやがいもの礼絵手紙に -
423-14 アンニョンと出会って別れ柿の秋 -
423-15 秋雨や祭パレード人少な 中ちゃん 1
423-16 引き抜かれ転がる案山子五体ほど 中ちゃん 1
423-17 秋爽や耳にイヤホン手にリード 越冬こあら  2 早香・こひつじ
423-18 かりんの実他人行儀に畏まる 亜紀 3 越冬こあら・未貴・屯
423-19 お帰りと稲穂の笑ふ夕間暮れ -
423-20 いつからか胃の腑の重さ秋深む 2 早香・紫土
423-21 ひとり身の片手に重し柘榴塊 無花果 4 中ちゃん・越冬こあら・こひつじ・Yumi
423-22 新酒で確かむ五臓六腑かな 紫土 1 無花果
423-23 杖あればモーゼになるる芒原 紫土 2 早香・流
423-24 疾走す実り田の畦老バイク -
423-25 故郷が口にじゅわっと黒葡萄 未貴 1 泥亀
423-26 黄葉を眺めるベンチ眠る猫 早香 3 越冬こあら・Yumi・屯
423-27 生薬の瓶並びゐる寝待月 泥亀  6 中ちゃん・無花果・未貴・Yumi・紫土・屯
423-28 綿虫や時限装置は動きます 泥亀  2 流・紫土
423-29 秋空や酒蔵祭頬赤く -
423-30 蔦紅葉麦酒会社の煉瓦壁 Yumi 4 越冬こあら・こひつじ・流・屯
423-31 デボネアに国旗はためき鳥渡る -
423-32 願わくばわが身も透けよ冬瓜煮る -
423-33 曼珠沙華午後は重たき母の頸 未貴 4 泥亀・早香・無花果・亜紀
423-34 残照を余さず浴びし鳥渡る 1 未貴
423-35 のがれ出し焼場の裏の秋の薔薇 無花果 1 泥亀
423-36 沈黙の廃工場や月高し 3 無花果・未貴・亜紀
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