第 424 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年11月1日
兼題:「十夜」、「柊の花」(ひひらぎのはな)、「瓶」 ※「瓶」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
424-01 柊の花の香りの家を訪ふ -
424-02 路地裏の花柊の香足とどめ -
424-03 十夜鉦絶えず黄泉の底の底 勝坊 1 泥亀
424-04 堂奥の十夜の行に数珠を繰る 2 勝坊・流
424-05 月光や小石を積し瓶の底 紫土 1 早香
424-06 振り向かぬ背中見てゐる花柊 未貴 2 流・越冬こあら
424-07 境内に十夜念仏漏れてをり 1 未貴
424-08 神無月酒瓶ごろごろ捨てかぬる 中ちゃん 3 無花果・未貴・紫土
424-09 姑としみじみ語る十夜かな こひつじ 2 無花果・未貴
424-10 お十夜のお灸の煙もうもうと -
424-11 柊の花や鎌倉宝塚 越冬こあら  1 早香
424-12 十夜には何方か来るよな予感して 早香 1 勝坊
424-13 冬隣瓶に沈思の甘酢漬 未貴 4 早香・勝坊・Yumi・越冬こあら
424-14 ワイン瓶出窓に置きて芒挿す Yumi 4 中ちゃん・屯・こひつじ・紫土
424-15 秋の庭掘れば真青の薬瓶 -
424-16 耳朶も行儀に並ぶ十夜かな 越冬こあら  4 中ちゃん・流・Yumi・紫土
424-17 漕ぐやうに鉦を叩きて十夜婆 未貴 2 泥亀・こひつじ
424-18 もう仕事辞めようね柊の花 -
424-19 柊の花やすつかりまるくなり -
424-20 瓶の底隈無く洗う秋の夜 早香 6 泥亀・中ちゃん・未貴・屯・越冬こあら・紫土
424-21 寒村の小寺に賑はふ十夜かな 中ちゃん 4 流・未貴・Yumi・越冬こあら
424-22 柊の花ある家に結納す 4 中ちゃん・Yumi・屯・こひつじ
424-23 柊の花まるくなり一匹猫 -
424-24 柊のこぼれし花の香りかな 勝坊 1 無花果
424-25 呑み干せし瓶を案山子に持たせけり -
424-26 柊の花達郎の歌街に Yumi 1
424-27 抱瓶(だちびん)の底のぞき見る神無月 無花果 3 泥亀・越冬こあら・紫土
424-28 水仙を活けて花瓶のよみがえる 泥亀 2 勝坊・屯
424-29 十夜婆終日紅き灯に仕ふ -
424-30 守り木の柊の花門々に -
424-31 誰彼と礼を交はせし十夜かな Yumi 6 泥亀・早香・中ちゃん・勝坊・無花果・屯
424-32 大海の夢瓶に詰め秋惜む -
424-33 籾落とし空瓶突きしあの頃を 勝坊 1 こひつじ
424-34 ラムネ瓶ラッパ飲みする花野かな 3 早香・Yumi・こひつじ
424-35 十夜を寝て真如は遠くなりにけり -
424-36 柊の花こぼれ継ぐ日暮かな 泥亀 1 無花果
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]