第 425 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年11月15日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
425-01 黄落は音をたてずにくるくるり -
425-02 水涸れて澪に集まる小鳥たち -
425-03 大学の寮は枯葉を敷き詰めぬ -
425-04 神無月わが身を伸して長湯かな 無花果 1
425-05 大根を磨るは家長の役目なり こひつじ 1 亜紀
425-06 外出の予定延ばせし氷雨かな -
425-07 煮凝や言ひさしてすぐ口つぐみ 未貴 1
425-08 灯台はすらり冬雲だらりかな 紫土 2 無花果・Yumi
425-09 冬めくや十三日の金曜日 越冬こあら  3 泥亀・勝坊・紫土
425-10 長々と話は続く日向ぼこ 2 勝坊・屯
425-11 東京にはぐれて久し三の酉 無花果 1
425-12 温かき雨降る冬日昼餉食う -
425-13 山茶花に日数を余し逝かれけり 未貴 2 中ちゃん・亜紀
425-14 名物の江戸つ子女将熊手売る こひつじ 1 早香
425-15 綿虫よさあ漕ぎ出せよ子供らよ -
425-16 毟つては投げ毟つては龍の玉 -
425-17 お土産の野沢菜うまし冬日暮 -
425-18 冬浅し電気行火は押し出され -
425-19 運動会一着の子を旗が追ひ 勝坊 6 中ちゃん・無花果・屯・Yumi・亜紀・越冬こあら
425-20 冬ざれのビル群影を各々に 中ちゃん 2 早香・亜紀
425-21 競演の菊人形の矜持かな 亜紀 1 紫土
425-22 凩に後押しされた帰り道 早香 2 泥亀・勝坊
425-23 ひと椀に仕上げの葱をちらしたる 未貴 2 中ちゃん・こひつじ
425-24 猫の髭長しと思う木の葉髪 -
425-25 北窓を塞ぎ仏間を我が城に 3 勝坊・Yumi・紫土
425-26 カナッペに乗せる星形冬ぬくし 亜紀 3 早香・こひつじ・未貴
425-27 冬立ちて納戸の扉重くなり 早香 2 未貴・流
425-28 公僕の制服濡らす冬の雨 越冬こあら  5 中ちゃん・無花果・こひつじ・Yumi・亜紀
425-29 叶ふこと叶はないこと雪蛍 亜紀 2 早香・紫土
425-30 落葉踏むパパ大好きの赤い靴 泥亀  2 中ちゃん・越冬こあら
425-31 子が作る母の弁当今年米 こひつじ 1 無花果
425-32 大事些事引き摺ったまま冬の旅 越冬こあら  3 早香・未貴・Yumi
425-33 じやんけんのはじめはグーよ花八手 紫土 1 泥亀
425-34 女房と炬燵しつらへ見るテレビ 中ちゃん 1 越冬こあら
425-35 冬薔薇毅然とありて不惑過ぐ Yumi 2 泥亀・流
425-36 残業を終へ木枯らしの中にゐし 中ちゃん 5 無花果・勝坊・こひつじ・屯・紫土
425-37 傍線の引かれし仏書白障子 2 未貴・流
425-38 この国が好きかと自問せる冬田 泥亀  3 こひつじ・未貴・越冬こあら
425-39 コーヒーの湯気の向ふに冬がある 勝坊 3 泥亀・屯・越冬こあら
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