第 428 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年12月21日
兼題:「冬凪」(ふゆなぎ)、「マスク」、「疲」 ※「疲」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
428-01 縁側に出てみるたまの冬凪に -
428-02 冬凪や隠し事無き漁師町 越冬こあら  5 無花果・亜紀・流・屯・こひつじ
428-03 かじけ猫日がな寝て居て疲れたと 無花果 1 早香
428-04 息荒きマスク男の酔っ払い 1 中ちゃん
428-05 みはるかす納戸色なり冬の凪 -
428-06 心地好い疲れの中の年の暮れ 早香 1
428-07 冬凪や次のバス停までひとり 亜紀 6 無花果・中ちゃん・勝坊・越冬こあら・こひつじ・未貴
428-08 二〇〇九マスクの群れの地球上 -
428-09 子供等の疲れ知らずや雪礫 越冬こあら  1 勝坊
428-10 とどこほる世代交代寒卵 -
428-11 冬凪や真白き富士も指呼の内 -
428-12 忙中に疲労埋める師走かな 1 泥亀
428-13 微調整してゐるマスク美人かな 亜紀 2 こひつじ・未貴
428-14 行列の疲れきつたる寒鴉 -
428-15 庭手入れ疲れを流すゆず湯かな 中ちゃん 1 勝坊
428-16 読み疲れ冬日を膝のうつゝかな 勝坊 3 早香・泥亀・無花果
428-17 冬凪や試運転なる船戻る 2 中ちゃん・こひつじ
428-18 新宿はマスクマスクの人の波 中ちゃん 2 流・越冬こあら
428-19 マスクとは話したくない人の前 こひつじ 2 早香・屯
428-20 寒柝の一打夜空を傾げたる 未貴 4 泥亀・無花果・流・屯
428-21 冬凪の港に人と猫の影 早香 1 泥亀
428-22 ランドセルみんな一列白マスク 勝坊 2 中ちゃん・流
428-23 匂ひたる干支の石鹸寒茜 -
428-24 冬凪や湖に置きたる竹生島 泥亀  2 亜紀・未貴
428-25 マスクして落ちし通勤電車の闇 -
428-26 戯言も小言も嘘もマスクごし 越冬こあら  3 早香・勝坊・亜紀
428-27 極月の精魂尽きし疲れかな こひつじ 1 無花果
428-28 冬凪やマストに鳥の居眠りて 無花果 2 越冬こあら・未貴
428-29 遊ぶ子の鼻出すマスク反抗期 -
428-30 疲れたる心身癒やす鮟鱇鍋 泥亀  1 越冬こあら
428-31 冬凪に揺れる決意を定めけり こひつじ 2 早香・屯
428-32 角巻に疲れをつつみ帰るひと 6 泥亀・勝坊・亜紀・流・越冬こあら・未貴
428-33 マスクして目線で会釈交はせけり 3 中ちゃん・亜紀・こひつじ
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