第 429 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年1月10日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
429-01 雑炊に胃の腑和らぐ今宵かな クリトン 2 流・Yumi
429-02 雪降りて歩みの先の暮れてゆき Yumi 3 甘納豆・早香・亜紀
429-03 初詣いつもの時間いつもの日 こひつじ 1 早香
429-04 張りつめし空気一転鶴の空 亜紀 1 泥亀
429-05 旧姓も小さく付いて年賀状 勝坊 4 中ちゃん・こひつじ・紫土・屯
429-06 七草を朝のラジオに教えられ -
429-07 四畳半私と冬と苺二ヶ 越冬こあら  1 中ちゃん
429-08 木枯らしや厚き雲さへ足早に 中ちゃん 1 Yumi
429-09 行く川の流れは絶えず去年今年 甘納豆 3 泥亀・勝坊・屯
429-10 元朝や湯気立つところ火のありて 紫土 2 甘納豆・こひつじ
429-11 訥々と津軽訛りの初電話 勝坊 3 無花果・越冬こあら・屯
429-12 初仕事終えて一幕歌舞伎座へ -
429-13 角砂糖あをき炎に溶け寒夜 亜紀 1 中ちゃん
429-14 凧揚がる君のふるさと風の街 甘納豆 2 早香・流
429-15 電線を跳ねて飛び立つ寒鴉 早香 2 中ちゃん・泥亀
429-16 カスタードクリームタルト冬の窓 越冬こあら  3 早香・亜紀・紫土
429-17 とそ気分もう冷まさうよ寒の水 中ちゃん 1 勝坊
429-18 雲立ちて初日拝めず年明くる -
429-19 枯れ枝の先うっすらと昼の月 クリトン 2 越冬こあら・流
429-20 旅初めの始発ベル耳めざめたり -
429-21 大根について語りし直売所 こひつじ 4 クリトン・無花果・越冬こあら・Yumi
429-22 床の間の軸取り替へて年始め 1 勝坊
429-23 おめでとうに「さん」をつけたし今朝の春 無花果 2 甘納豆・こひつじ
429-24 年玉の袋何度も透かしけり 紫土 5 クリトン・中ちゃん・こひつじ・Yumi・屯
429-25 仕舞湯になつてしまひし初湯かな こひつじ 2 クリトン・無花果
429-26 木偶の身を屈め爪切る六日かな 紫土 2 無花果・泥亀
429-27 レダといふ異国の少女冬の霧 亜紀 1 クリトン
429-28 さんざめく星たちの声寒の空 1 勝坊
429-29 火の用心吹きちぎりをり寒の風 -
429-30 冬鳥の翔ちて光を落しゆく 泥亀  2 亜紀・紫土
429-31 炬燵寝の猫の尻尾にたゝら踏む 勝坊 2 甘納豆・流
429-32 昔より京に息づく七日粥 -
429-33 立ち食いの蕎麦冬帽の隣り合ふ 8 甘納豆・無花果・泥亀・早香・勝坊・こひつじ・亜紀・Yumi
429-34 遠きより鐘の陰陽年明ける -
429-35 包装を切り開けば鏡開き -
429-36 襟立てて向かふ食堂松の内 中ちゃん 2 流・紫土
429-37 熱燗の冷めて論客竜馬好き Yumi 4 クリトン・越冬こあら・亜紀・紫土
429-38 永観のみかへり阿弥陀淑気満つ 泥亀  1
429-39 瞬きも息も忘れた寒の鮒 1 越冬こあら
429-40 元日は水曜辺りが丁度良い -
429-41 瓦斯橋の自転車押され風花す -
429-42 だいえつと七草粥の今日初め -
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