第 431 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年2月7日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
431-01 暁闇や遠くに白き梅の花 -
431-02 梅ひらく菓子舗に期間限定品 未貴 3 無花果・こひつじ・Yumi
431-03 ひとり座し南天の実を溢れしむ 3 中ちゃん・亜紀・甘納豆
431-04 寒椿落ちてもうじき春と知る -
431-05 それぞれの歩幅にあわせ春は来る 早香 5 無花果・勝坊・屯・流・Yumi
431-06 玉砂利を踏めば聞こえる春の声 1 泥亀
431-07 腕は箒管理人作雪だるま -
431-08 皆一緒できない事も節分会 -
431-09 ゆるゆるとうどんすすれる余寒かな -
431-10 補聴器の世界に馴れて春めける 勝坊 1 無花果
431-11 立春の駅名告げるアナウンス 越冬こあら  3 泥亀・中ちゃん・紫土
431-12 立春や大雪やまぬ裏日本 -
431-13 寒風や耳を外して仕舞ひたし こひつじ 3 無花果・亜紀・越冬こあら
431-14 隣家のまだ灯の点かず冴えわたる -
431-15 鏡台の覆いの中に桃の花 早香 1 越冬こあら
431-16 肩並べ俺もお前も枯木立 勝坊 1 クリトン
431-17 さしあたり無事で何より桜鍋 無花果 3 中ちゃん・こひつじ・Yumi
431-18 大雪の朝足跡の路を踏む -
431-19 点滅の着信ランプ冴返る 未貴 2 クリトン・甘納豆
431-20 鬼やらひ荒行僧の声の張り こひつじ 3 早香・勝坊・屯
431-21 蕗のたう玻璃の空より声のして -
431-22 君が居て底冷えの夜をやり過ごす Yumi 1 こひつじ
431-23 城址や冬木立より富士の峰 -
431-24 雪中に梵字一字の墓見たり 4 未貴・クリトン・勝坊・流
431-25 幅跳びの砂場を均す日永かな 泥亀  4 未貴・亜紀・紫土・甘納豆
431-26 3千年歴史の薬春の風邪 -
431-27 マスクしてこの世にピント合はせけり 亜紀 4 早香・泥亀・屯・紫土
431-28 棟梁は歯に衣着せぬ松の芯 -
431-29 無職なる軽さに耐えて日向ぼこ 無花果 5 未貴・クリトン・亜紀・紫土・越冬こあら
431-30 紅梅や里には多き同じ姓 -
431-31 参道の始め雪積む赤鳥居 Yumi 1 甘納豆
431-32 火を入れておでんの続く3日間 -
431-33 春浅し泡切れ速き洗ひ物 未貴 3 こひつじ・越冬こあら・流
431-34 盆梅に白手袋は挙手敬礼 -
431-35 寒肥を鋤きこむ畝の黒々し クリトン 1 未貴
431-36 ポケットの中も広々春めける 越冬こあら  4 早香・中ちゃん・屯・甘納豆
431-37 吸殻に未練ありあり冬菫 無花果 1 未貴
431-38 野良猫のうたた寝するや春近し -
431-39 大寒や配所のごとく籠りをり -
431-40 朱の鳥居に朝日眩しき今朝の春 -
431-41 わりとすぐ仲良くなつて納豆汁 亜紀 3 泥亀・中ちゃん・流
431-42 眉の弧の緩やかなりし梅ふふむ 紫土 2 亜紀・流
431-43 鬼追いは冬の終わりを告げる声 3 早香・泥亀・勝坊
431-44 立春や爪先立てる北廊下 紫土 5 早香・クリトン・無花果・屯・Yumi
431-45 霜柱さくさく踏んでゆく未来 亜紀 5 勝坊・こひつじ・紫土・越冬こあら・Yumi
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