第 434 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年3月21日
兼題:「土筆」(つくし)、「雲雀」(ひばり)、「露天湯」 ※「露天湯」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
434-01 露天湯に花弁舞い落ちる夜半 -
434-02 気が付けば土手の外れに土筆摘む -
434-03 露天湯のややぬるめなり春昴 1 順之介
434-04 露天湯に桶の転がる余寒かな 紫土 5 無花果・亜紀・中ちゃん・屯・Yumi
434-05 雲ひとつひとりじめして雲雀かな 紫土 3 泥亀・クリトン・屯
434-06 土筆出る玄関脇の通り道 早香 1
434-07 産土の土筆ん坊に風の波 泥亀  1 早香
434-08 露天湯の湯船を染めし若緑 Yumi 2 流・勝坊
434-09 野良猫の逢曵き手配つくしんぼ -
434-10 女湯の露天風呂から揚羽蝶 こひつじ 3 クリトン・Yumi・紫土
434-11 露天湯に海を臨める日永かな 亜紀 4 流・順之介・勝坊・越冬こあら
434-12 露天風呂注ぐ春の湯とめどなし 中ちゃん 3 早香・無花果・亜紀
434-13 南瓜蒔く妻と行きたし露天風呂 -
434-14 露天湯や頭にタオル山笑ふ クリトン 2 無花果・中ちゃん
434-15 柵の人間社会揚雲雀 -
434-16 露天風呂落ちて来さうな朧月 勝坊 1 紫土
434-17 落ひばり下りて声なく姿なし -
434-18 露天湯やつづめた息をそっと抜く -
434-19 子を抱きて畦道行けば揚げ雲雀 -
434-20 晴れの日は飛び飛びに来て雲雀鳴く 早香 1 越冬こあら
434-21 くたくたな土筆を飾る夕間暮れ 順之介 3 亜紀・未貴・紫土
434-22 土塊をよいしょと担ぐ土筆ん坊 4 泥亀・未貴・クリトン・紫土
434-23 蒼天へ一気に昇る雲雀かな 泥亀  4 流・勝坊・越冬こあら・屯
434-24 好天に日一分かな雲雀揚ぐ -
434-25 持ち歩く鉛筆ほどのつくしんぼ 未貴 3 順之介・こひつじ・早香
434-26 風立てば弾んで踊るつくしんぼ 勝坊 2 泥亀・無花果
434-27 雲雀鳴く鈍行またも待ち時間 こひつじ 5 順之介・亜紀・クリトン・屯・Yumi
434-28 露天湯へ山の斜面の辛夷咲く 未貴 3 流・中ちゃん・屯
434-29 一本づつ名前をつけて土筆摘む -
434-30 やはらかく雲のほどけて夕雲雀 亜紀 3 こひつじ・勝坊・未貴
434-31 雲雀舞う広域農道南北に 2 早香・中ちゃん
434-32 団塊と呼ばれて育ち夕雲雀 順之介 3 亜紀・越冬こあら・Yumi
434-33 耕しの四肢を伸ばして露天風呂 順之介 3 こひつじ・中ちゃん・未貴
434-34 道草をしつつ帰る子雲雀鳴く クリトン 1 無花果
434-35 つくしんぼ風強ければつよく立ち 亜紀 6 泥亀・順之介・こひつじ・越冬こあら・Yumi・紫土
434-36 遠き日の幼な恋あり土筆摘む 1 クリトン
434-37 揚雲雀その遥か上飛行機が -
434-38 生業として墨を磨り土筆食ふ 越冬こあら  1 こひつじ
434-39 お宝を見つけしごとく土筆摘む こひつじ 1 勝坊
434-40 路地積の土砂に土筆のあまた生え -
434-41 露天湯の湯窓に浮かぶ守宮かな 泥亀  1 未貴
434-42 露天湯や世間は遠し春深む -
434-43 雲雀野へ息を吸ふ吐く喉あらは -
434-44 土筆摘む土手のありかを内緒にし クリトン 2 泥亀・早香
434-45 真空管アンプ自慢や揚雲雀 -
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