第 508 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成25年1月20日
兼題:「寒の水」、「春場所」、「急」 ※「急」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
508-01 顔洗ふ今日休日の寒の水 中ちゃん 2 こひつじ・順之介
508-02 たっぷりと寒の水張る養鱒場 泥亀 3 越冬こあら・流・亜紀
508-03 寒の水薄雲の空映す午後 3 甘納豆・屯・早香
508-04 大寒の緊急車両缶珈琲 -
508-05 吹き抜けの天井高し寒波急 亜紀 2 泥亀・五穀米
508-06 寒風に吹かれて急ぐ土手の道 1 順之介
508-07 春場所の懸賞幕の赤青黄 -
508-08 春場所や弁当食べて酒呑んで -
508-09 春場所の座布団派手に舞ひにけり こひつじ 1 順之介
508-10 準急のほど良き停車日脚伸ぶ こひつじ 5 甘納豆・五穀米・屯・順之介・早香
508-11 鉄瓶の湯冷ましぽとり寒の水 -
508-12 春場所やサムソンテレビに華ありて -
508-13 寒の水消してはならぬ灯もあらむ 五穀米 1 泥亀
508-14 寒波急闇にいななく神の馬 泥亀 3 越冬こあら・亜紀・順之介
508-15 とぎ汁がたちまち白く寒の水 未貴 5 甘納豆・こひつじ・中ちゃん・越冬こあら・亜紀
508-16 冬座敷急須の蓋に添える指 甘納豆 6 泥亀・こひつじ・中ちゃん・越冬こあら・屯・早香
508-17 急登ののちの富士山春の泥 -
508-18 玄関拭きを怠らず寒の水 こひつじ 3 泥亀・中ちゃん・屯
508-19 雪しまき特急通過の無人駅 1 未貴
508-20 春場所や贔屓力士へ大拍手 -
508-21 確かなる寒の水音道祖神 泥亀 2 五穀米・屯
508-22 掲示板雪マークあり急ぎ足 早香 1
508-23 神杉に御手洗溢れる寒の水 1 早香
508-24 おしなべて勝者敗者や寒の水 亜紀 1 五穀米
508-25 急用を知らせに来たる息白き 未貴 1 越冬こあら
508-26 寒の水昨夜の酔ひのちと残り 越冬こあら 3 未貴・五穀米・流
508-27 春場所や定時に上がる身の軽さ 順之介 2 甘納豆・未貴
508-28 薬名は漢字八文字寒の水 甘納豆 5 未貴・こひつじ・中ちゃん・亜紀・早香
508-29 春場所の升席あちこち赤ら顔 -
508-30 春場所や大鵬逝くとテレビより -
508-31 錠剤と一気に呷る寒の水 2 こひつじ・中ちゃん
508-32 森下の鮨屋春場所千秋楽 -
508-33 朝まだき湯気のゆらめく寒の水 順之介 1
508-34 春場所のかかる声音に艶のあり 早香 3 泥亀・甘納豆・亜紀
508-35 寝ぼけ児を励まし急かす冬の朝 -
508-36 急坂がにはかにスキー場となり 中ちゃん 2 未貴・流
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