第 507 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成25年1月6日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
507-01 福引や門前町は灯りそめ 未貴 2 流・泥亀
507-02 若狭路や水の郷なる若菜摘 泥亀 2 流・甘納豆
507-03 年玉を渡す孫なき老夫婦 クリトン 1 こひつじ
507-04 字で分る友の賀状や都こんぶ -
507-05 山越えの雪はらはらと大晦日 甘納豆 2 流・屯
507-06 決意せる机に独楽を回したり 五穀米 1 甘納豆
507-07 正月は豚の脂を抜いてから 五穀米 1 中ちゃん
507-08 神戸より着きて初荷の干真蛸 泥亀 4 甘納豆・未貴・順之介・中ちゃん
507-09 元朝の厨房に立つ山の神 -
507-10 新年会上がり調子の国訛り 順之介 3 クリトン・泥亀・亜紀
507-11 初夢のチーズフォンデュが伸びに伸び 未貴 3 甘納豆・こひつじ・越冬こあら
507-12 一族が門松を背にはいチーズ 中ちゃん 2 屯・亜紀
507-13 独楽廻す五臓の色の目に映えて -
507-14 泉水に浮かぶ枯葉の動くなし -
507-15 初暦掛ける右肩やや上がり -
507-16 路地裏に並ぶ鉢植小六月 亜紀 2 屯・越冬こあら
507-17 新玉の闇に嘶く神の馬 泥亀 1 クリトン
507-18 初富士を左に独り上京す 中ちゃん 3 流・未貴・こひつじ
507-19 アンテナを立てる四日の屋根の上 甘納豆 5 流・五穀米・未貴・順之介・越冬こあら
507-20 塩加減やや控へめに雑煮かな こひつじ 3 五穀米・クリトン・泥亀
507-21 年明けてまた毎日のポリデント -
507-22 寒星のおしゃべり聞きつ夜道行く -
507-23 黄八丈誰にあげやう松の内 -
507-24 出迎へて手の冷たさに驚かれ -
507-25 寝正月昼は駅伝夜は歌舞伎 甘納豆 4 五穀米・順之介・中ちゃん・亜紀
507-26 とり急ぎ紅のみ差しぬ初鏡 こひつじ 5 未貴・中ちゃん・屯・越冬こあら・亜紀
507-27 頬染めて成人の日の写真かな -
507-28 人日や白豪ほどの星一つ -
507-29 夫婦鶴飛び立たんとす淑気かな 2 順之介・クリトン
507-30 初茜吸い込めるだけ吸い込んで 越冬こあら 4 未貴・クリトン・泥亀・亜紀
507-31 雲厚し微動だにせぬ寒の鯉 2 越冬こあら・泥亀
507-32 初明り天平の木目半架像 -
507-33 雨にまで急かされている年の暮 クリトン 4 甘納豆・五穀米・順之介・こひつじ
507-34 乗り初めのバスで街まで餅食ひに -
507-35 数へ日の湯船に吾を遊ばする 亜紀 3 五穀米・中ちゃん・屯
507-36 くさめして眠りし嬰を泣かしけり クリトン 1 こひつじ
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