第 506 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年12月23日
兼題:「煤籠」(すすごもり)、「日記買ふ」、「橋」。「橋」は無期兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
506-01 欄干の先にミトンの落し物 こひつじ 3 流・越冬こあら・亜紀
506-02 パソコンを横目に眺め日記買ふ -
506-03 日記買ふスマホユーザー出戻りて 1 五穀米
506-04 白息を弾ませ朝の歩道橋 順之介 3 流・屯・未貴
506-05 煤籠うれし悲しき立場かな -
506-06 鉄橋をはみ出す貨車も師走かな 泥亀 3 五穀米・こひつじ・屯
506-07 戻り橋一昨日来いと風寒し 2 五穀米・こひつじ
506-08 銀座までついでのありて日記買ふ 亜紀 6 中ちゃん・こひつじ・早香・順之介・越冬こあら・未貴
506-09 日記買う人生余白ばかりなり 1 こひつじ
506-10 日記買ふ友情はつねに潔し 五穀米 1 中ちゃん
506-11 すまないね一声かけて煤籠 こひつじ 1 中ちゃん
506-12 煤籠ラジオは明日の天気告げ 越冬こあら 2 中ちゃん・亜紀
506-13 行く年のお出汁の香る日本橋 亜紀 3 こひつじ・早香・越冬こあら
506-14 縦書きに結局もどり日記買ふ -
506-15 浮寝鳥見て橋の下漕ぎ過ぐる 中ちゃん 2 早香・順之介
506-16 また逢える時も笑顔で虹の橋 早香 1 泥亀
506-17 煤籠り花も実もある老後かな -
506-18 煤籠絶えることなき笑ひ声 -
506-19 太鼓橋渡り消えたる雪女 1 泥亀
506-20 十年をやめて五年の日記買ふ こひつじ 3 流・屯・順之介
506-21 煤籠り「やばいやばい」とゲームの子 順之介 1 五穀米
506-22 殊更に役には立たぬ日記買ふ 越冬こあら 1 泥亀
506-23 テレビ見て孤独をかこつ煤籠り 中ちゃん 1
506-24 煤籠泡をたのしむカプチーノ 未貴 2 越冬こあら・亜紀
506-25 手のうちに橋と鴎と白き富士 五穀米 1 未貴
506-26 煤籠手持ち無沙汰に物語る 早香 1 泥亀
506-27 吊橋の細き影落つ冬の川 未貴 5 中ちゃん・流・順之介・越冬こあら・亜紀
506-28 古日記山成してまた日記買ふ -
506-29 同じ橋渡って帰る冬の暮 越冬こあら 6 五穀米・流・早香・屯・亜紀・未貴
506-30 子供らは煤籠して囃しけり -
506-31 あかんぼの物食ひ初めし炬燵かな 順之介 1 泥亀
506-32 記念日を真先に印す日記買う -
506-33 猫丸く膝を暖たむ煤籠り 3 早香・順之介・未貴
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]