第 511 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成25年3月3日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
511-01 マンションの最上階の春田かな 泥亀 1 越冬こあら
511-02 気流には乗れぬ飛び石しやぼん玉 -
511-03 雛祭主役はとうに家になく 早香 1 中ちゃん
511-04 春を告ぐ日の高さあり納屋の壁 2 泥亀・未貴
511-05 亀鳴くを聞かんと風呂の窓開ける 3 未貴・こひつじ・屯
511-06 屋根の数鉄塔の数春うらら 越冬こあら 3 中ちゃん・早香・屯
511-07 雛壇に並べてありしアンパンマン こひつじ 1 中ちゃん
511-08 強東風がカーテンめくる窓を開け 中ちゃん 1
511-09 紅椿日陰の花は遅く咲き こひつじ 2 越冬こあら・早香
511-10 繕いし網の匂いや風光る 泥亀 2 未貴・亜紀
511-11 茫と佇つ墓域菜の花明る過ぎ 未貴 1 亜紀
511-12 三月やカナリア色の傘ひらき 亜紀 2 中ちゃん・越冬こあら
511-13 春風や駅前通りは海通り 3 早香・亜紀・屯
511-14 火災事故防止垂れ幕春疾風 越冬こあら 1
511-15 山寺は人も仏も雪の中 -
511-16 足繁く通ふ古書店春の宵 亜紀 6 泥亀・未貴・流・越冬こあら・こひつじ・屯
511-17 下戸の婿相手の酒や蜆汁 こひつじ 3 泥亀・流・亜紀
511-18 裁ち鋏鈍き音立て冴返る 亜紀 1 泥亀
511-19 溜息は生きている事二月尽 早香 2 中ちゃん・越冬こあら
511-20 待ち時間数独パズル春の雪 早香 2 泥亀・こひつじ
511-21 荼毘に付す棺をかざる冬の菊 -
511-22 日が暮れて菓子片を掃く雛の部屋 中ちゃん 4 流・こひつじ・亜紀・屯
511-23 門の鍵施錠に出れば梅夜風 2 早香・こひつじ
511-24 塵枯葉浮かプールの水温む -
511-25 三月の電車郊外へと向かう 越冬こあら 2 未貴・早香
511-26 透明な硝子に住まう寄居虫かな -
511-27 手擦れ濃き頁にしをり涅槃西風 -
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