第 517 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成25年5月26日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
517-01 五月雨を来て地下街に紛れ込む 泥亀 1 中ちゃん
517-02 風呂までの長き廊下や早苗月 順之介 1 未貴
517-03 三井寺のいらかの光る若楓 泥亀 3 中ちゃん・順之介・亜紀
517-04 掃除機のときどき唸る薄暑かな 亜紀 2 順之介・流
517-05 サングラス外してよりの風の音 亜紀 3 順之介・越冬こあら・こひつじ
517-06 雨蛙蕗の葉に色合はせをり -
517-07 走り梅雨激しき雨の村過ぎる -
517-08 鯖おろすゴム手袋の手際かな 中ちゃん 2 越冬こあら・こひつじ
517-09 捲られぬままの日捲り五月尽 早香 2 亜紀・流
517-10 青柿や猿から進化せし赤子 -
517-11 もう仕舞い言いつつ筍一つくれ -
517-12 菖蒲池木橋十字に架けられし 中ちゃん 4 こひつじ・クリトン・早香・未貴
517-13 足音に水輪崩れるあめんばう 未貴 1 早香
517-14 万緑や命を一つ終いまで 越冬こあら 1 亜紀
517-15 時鳥ひと声鳴いて闇に消え -
517-16 福音のなべて平らかさくらんぼ -
517-17 指先は木苺色に染められて 早香 3 中ちゃん・クリトン・亜紀
517-18 心得の跡を真つすぐ蝸牛 未貴 3 順之介・越冬こあら・早香
517-19 黒南風や公衆電話故障中 -
517-20 缶ビール開けて待ちたるホームラン こひつじ 5 泥亀・中ちゃん・クリトン・亜紀・未貴
517-21 「いただきます」する前に減る苺かな こひつじ 1
517-22 初鰹入荷せしとぞ寿司屋より 中ちゃん 2 泥亀・未貴
517-23 髪切って皐月の街の夜を往く 越冬こあら 1 泥亀
517-24 青田波異国の海へ夢の旅 早香 2 泥亀・越冬こあら
517-25 まくなぎと光のせめぎ合ふ白昼 未貴 1 中ちゃん
517-26 ワイパーが頑張ってをり走り梅雨 1 クリトン
517-27 夏の月窓から覗く夜行バス 2 泥亀・早香
517-28 去り際のグッドタイミング天道虫 泥亀 1 こひつじ
517-29 うっかりと日焼けしてゐる両の耳 順之介 4 越冬こあら・こひつじ・クリトン・流
517-30 閉店の大貼紙や夏の雨 越冬こあら 4 順之介・早香・流・未貴
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