第 527 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成25年10月13日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
527-01 人を待つ記憶金木犀にほふ 未貴 2 五穀米・亜紀
527-02 秋の日や網目を付けて烏賊乾く 未貴 3 五穀米・こひつじ・早香
527-03 下心見え隠れする草紅葉 -
527-04 鉦叩き今日聞かざるとしたためる 1 五穀米
527-05 芒原へと人と犬消えにけり 中ちゃん 2 泥亀・早香
527-06 山の水澄みて山神勢ひぬ 五穀米 1 未貴
527-07 月白し海はしづかに語り出す 亜紀 3 泥亀・越冬こあら・流
527-08 口に指立てて沈黙虫の声 こひつじ 1 未貴
527-09 団栗をさんざん遊んで捨てにけり こひつじ 1 中ちゃん
527-10 晴れてきて林檎日陰に引く店主 中ちゃん 4 越冬こあら・早香・亜紀・流
527-11 地の底へ幽かに露の降りる音 泥亀 1 五穀米
527-12 山人に売らるる柚子の黄金かな 五穀米 1 亜紀
527-13 秋刀魚また買うて来たるよエコバック 亜紀 1 中ちゃん
527-14 峠越え一本杉に秋の雲 2 越冬こあら・未貴
527-15 火祭に季節を惜しむ鞍馬かな 1 越冬こあら
527-16 武蔵野の饂飩もつちり麦を蒔く 五穀米 2 泥亀・亜紀
527-17 風過ぎて稲田はストーンサークルに 早香 1 中ちゃん
527-18 紅葉色作るの仕事夕焼けの -
527-19 包丁に半分付いた柿の種 早香 2 中ちゃん・こひつじ
527-20 下総の大地のぬくみ柿の秋 亜紀 2 泥亀・こひつじ
527-21 下味や母直伝の秋の膳 泥亀 2 越冬こあら・未貴
527-22 大型犬放たれてゐる秋の海 -
527-23 朝仕事順々熟し秋爽やか 越冬こあら 1
527-24 藁塚の乾くかなたに天守閣 未貴 4 中ちゃん・こひつじ・早香・流
527-25 秋冷の街に自転車警察官 越冬こあら 2 五穀米・早香
527-26 祖母宅へ未舗装の径末枯るる 中ちゃん 1
527-27 白露やアジアの象の眼の中の 越冬こあら 4 泥亀・こひつじ・未貴・亜紀
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