第 526 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成25年9月29日
兼題:「夜食」、「秋草」、「黒」 ※「黒」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
526-01 秋草の頭を撫でて遊歩道 早香 1 越冬こあら
526-02 正面に富士山を据ゑ秋の草 亜紀 1 早香
526-03 黒髪に染め直したる良夜かな 亜紀 3 中ちゃん・クリトン・流
526-04 秋草の作為のなさに名を問ひて 五穀米 1
526-05 肩の力抜けて来たるよ夜食の灯 亜紀 2 五穀米・早香
526-06 台風の余波が船揉む黒き海 中ちゃん 2 越冬こあら・未貴
526-07 夜食とはさらさらスープ仕立てかな 未貴 2 泥亀・越冬こあら
526-08 黒塗りの高き塀あり月明かり 3 越冬こあら・未貴・亜紀
526-09 アーモンド夜食に明日が来てしまふ 五穀米 3 泥亀・越冬こあら・亜紀
526-10 黒ぶだふ太らせてゐる甲斐の雨 泥亀 1 五穀米
526-11 秋草に覗かれている暮らし向き 越冬こあら 5 中ちゃん・クリトン・五穀米・早香・亜紀
526-12 寝釈迦とぞ呼ばるる島の秋の草 中ちゃん 1 クリトン
526-13 温めて食べよと文の夜食かな 泥亀 2 クリトン・未貴
526-14 許されず白黒付ける秋の夜 -
526-15 黒幕の嗄れ声や吾亦紅 越冬こあら 2 早香・流
526-16 秘密めく夜更けにつまむ黒葡萄 未貴 1 クリトン
526-17 秋草の野の先線路そして海 1 泥亀
526-18 知らぬ街に来て秋草のそよぐ路地 中ちゃん 3 泥亀・流・未貴
526-19 瓦礫より高きものなし秋の草 未貴 4 中ちゃん・五穀米・早香・亜紀
526-20 秋草を引けば綿毛の散りにけり -
526-21 重力に落ちてゆく黒九月盡 五穀米 1 未貴
526-22 換気扇回りし隣家夜食かな 1 中ちゃん
526-23 目途つけてほうとう汁の夜食食う -
526-24 わが翳を踏めば寂しき秋の草 泥亀 1
526-25 花柄のメモ添えられし夜食食む 越冬こあら 1 中ちゃん
526-26 黒髪も茶髪も駈ける運動会 3 五穀米・泥亀・亜紀
526-27 休憩と夜食調達コンビニで -
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