第 575 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成27年8月16日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
575-01 ペダル漕ぐ足に力や終戦日 越冬こあら 4 香苗・こひつじ・未貴・泥亀
575-02 アイスティー二つ向き合ふ日暮かな 亜紀 1 香苗
575-03 夏帽子外して風を入れにけり こひつじ 1 香苗
575-04 数珠玉や神経質な伯母の笑み 香苗 1 鶴子
575-05 秋蝉やただ暮れるのみ峡の里 クリトン 3 香苗・太津治・泥亀
575-06 ギターの弦一本切れて木の実落つ -
575-07 ボール打つ音と歓声涼新た 未貴 1 中ちゃん
575-08 ひとところ輝いてゐる雲の峰 亜紀 4 ヤチ代・クリトン・こひつじ・越冬こあら
575-09 白紙にも裏表あり晩夏光 未貴 4 香苗・流・こひつじ・越冬こあら
575-10 山盛りのバナナ運ばる象舎前 ヤチ代 1 太津治
575-11 鉄橋を貨車のはみ出す鰯雲 泥亀 5 流・中ちゃん・クリトン・亜紀・未貴
575-12 板の間に秋の夕陽の差す深し -
575-13 ホテルロゴプールの底に揺らめきぬ ヤチ代 5 流・中ちゃん・クリトン・亜紀・こひつじ
575-14 若夫婦幼子を連れ墓洗ふ -
575-15 負ける気がするしないする秋の蝉 -
575-16 板長があいさつに来る夏座敷 中ちゃん 3 亜紀・こひつじ・未貴
575-17 秋の雲留まるという選択肢 越冬こあら 1 ヤチ代
575-18 青さ増す京都五山の秋の空 2 鶴子・泥亀
575-19 松虫に相槌を打つ不精髭 太津治 3 鶴子・クリトン・越冬こあら
575-20 風立ちぬ蜩鳴くや追分宿 -
575-21 終戦日平成の子も黙祷す クリトン 2 中ちゃん・未貴
575-22 八月の空の色なり窓の外 -
575-23 サルビヤが続く海岸通りかな 中ちゃん 2 ヤチ代・亜紀
575-24 脱ぎ捨てし足袋の小鉤や居待月 太津治 2 亜紀・越冬こあら
575-25 鼓笛隊のごとき耳鳴り唐辛子 香苗 1 鶴子
575-26 照の湯の煙突高し秋の暮 越冬こあら 3 流・鶴子・ヤチ代
575-27 夕立に迎えに来る人我にあり こひつじ 2 中ちゃん・太津治
575-28 秋口に含む水道水の味 -
575-29 球場の勝ちが零れし夏の雲 -
575-30 きりぎりす真昼の深さはかりをり 泥亀 1 未貴
575-31 子に着せる母の仕立てし我が浴衣 ヤチ代 1 クリトン
575-32 売るでなくハイビスカスを置きし花舗 中ちゃん 1 ヤチ代
575-33 雨粒や爪紅(つまぐれ)とばす飛び飛びに -
575-34 皆帰り一人ぽつんと盆の月 鶴子 3 流・太津治・泥亀
575-35 一輪のこすもす揺れて手話の少女 鶴子 1 泥亀
575-36 秋風と郵便受けの立ち話 2 太津治・越冬こあら
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]