第 577 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成27年9月13日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
577-01 消しゴムの果物の香や長き夜 -
577-02 秋の水浴びつつ拝む人のあり -
577-03 給油所はただ蟋蟀の声ばかり 6 太津治・ヤチ代・亜紀・こひつじ・泥亀・越冬こあら
577-04 秋霖や土間に乾いたところなし 4 太津治・ヤチ代・中ちゃん・こひつじ
577-05 台風圏味噌汁を濃く飲みにけり こひつじ 2 中ちゃん・亜紀
577-06 新米の運ばれてくる旅の宿 亜紀 3 鶴子・未貴・クリトン
577-07 秋澄みて放つ一矢の閃きよ 亜紀 1 香苗
577-08 デカルトの髭のきらめく彼岸花 -
577-09 秋霖やほぼ埋まりたる駐車場 3 鶴子・クリトン・越冬こあら
577-10 まどろみも九月になれば透き通る 香苗 1
577-11 触れてみし柘榴に雨後のぬめりあり 未貴 3 太津治・亜紀・こひつじ
577-12 繰り返し流すテロップ台風圏 亜紀 1 泥亀
577-13 差出人判らずじまひ花茗荷 太津治 1 越冬こあら
577-14 開演のベルに急かされ秋扇 -
577-15 民宿は消えトウキビの実るのみ 中ちゃん 4 香苗・鶴子・ヤチ代・越冬こあら
577-16 秋しぐれ返却本の持ち重り 未貴 1 中ちゃん
577-17 秋祭り男っぷりを撥ね上げる 香苗 1 鶴子
577-18 何思ふ橋から眺む秋の川 クリトン 1
577-19 玄関を暮れしコスモスへと開くる -
577-20 秋刀魚焼く秋刀魚好きなる妻の為 ヤチ代 2 太津治・こひつじ
577-21 目に暫し稜線刻む稲光 太津治 2 流・クリトン
577-22 曼珠沙華俄かにダリの髭が溶け -
577-23 秋日和昨日の風雨嘘のよう -
577-24 秋茄子に気をつけなさい棘ちくり こひつじ 2 鶴子・クリトン
577-25 アッと言ふあまりの赤や曼珠沙華 こひつじ 2 太津治・泥亀
577-26 なんとなくスキップ秋の畦道を 香苗 2 未貴・泥亀
577-27 架け橋を私鉄の走る秋の川 -
577-28 電話待つ当直室の夜長かな 中ちゃん 2 香苗・越冬こあら
577-29 雨の牧場の静けさ白露かな -
577-30 歯科皮膚科電柱並ぶ夕月夜 越冬こあら 3 流・中ちゃん・こひつじ
577-31 秋晴やライオンの尾は風任せ 越冬こあら 2 ヤチ代・亜紀
577-32 どしゃぶりの草むらに鳴くちちろかな 鶴子 1 未貴
577-33 長き夜のテクテク歩く六地蔵 -
577-34 秋思ふとアリスの国を抜けて来る 泥亀 2 亜紀・未貴
577-35 天高し休みは馬上となるナース 太津治 5 香苗・流・ヤチ代・クリトン・泥亀
577-36 秋の暮若店長の弾く三線 越冬こあら 3 香苗・中ちゃん・未貴
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]