第 599 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年7月17日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
599-01 差向かひ窓に守宮のある夕餉 太津治 1 越冬こあら
599-02 鬼百合の蘂のステップ三拍子 鶴子 1 クリトン
599-03 手羽先を持ちし指舐め麦酒かな こひつじ 1 ヤチ代
599-04 善人も悪人も掛くサングラス ヤチ代 3 未貴・泥亀・亜紀
599-05 潮風に音色濃くなる祭笛 未貴 6 流・越冬こあら・鶴子・クリトン・泥亀・亜紀
599-06 建売の幟はためき梅雨明ける 3 太津治・未貴・こひつじ
599-07 睡蓮や玉砂利鳴らす音途絶え 未貴 4 太津治・越冬こあら・こひつじ・クリトン
599-08 蝉鳴けり今しかないと鳴きにけり こひつじ 2 未貴・泥亀
599-09 大蚯蚓の歩道に出で来乾びたる -
599-10 溜息のほつと出でたる扇風機 亜紀 2 鶴子・泥亀
599-11 斑猫の教えぬ方に歩きたり -
599-12 ウインドウ・オープン・レット・サマー・イン 越冬こあら 1 こひつじ
599-13 ソーダ水空しか見えぬ病室で こひつじ 5 流・越冬こあら・鶴子・未貴・亜紀
599-14 手花火や聾唖の庭のさんざめき -
599-15 戦後かな夾竹桃の花開く -
599-16 姿勢良く日傘真直ぐ差しにけり -
599-17 青水無月色の変はらぬリトマス紙 -
599-18 梅雨晴間老人会のバス走る クリトン 3 流・こひつじ・ヤチ代
599-19 橋脚を逆さに七月の水面 -
599-20 夜濯ぎの灯り庭までこぼれ出し 5 鶴子・ヤチ代・クリトン・泥亀・亜紀
599-21 炎天の銀輪を漕ぐ宣教師 ヤチ代 2 流・越冬こあら
599-22 古民家の土間の涼しさ覚えあり 未貴 2 鶴子・クリトン
599-23 ステテコの半跏思惟や屋台酒 太津治 2 ヤチ代・亜紀
599-24 邂逅や蝉の私語聴く無人駅 -
599-25 走り梅雨「遺書」という名の本を読む -
599-26 山の湯に夏虫の来て溺れをり クリトン 3 流・太津治・未貴
599-27 遠花火被災地の闇濃くありぬ -
599-28 初蝉や赤子の声に共鳴し -
599-29 足元に近づくすずめ夏の雨 鶴子 1 太津治
599-30 試みに大人のぬり絵星涼し 亜紀 3 太津治・こひつじ・ヤチ代
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