第 598 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年7月3日
兼題…「矢車菊」、「若竹」、「鳴く」。「鳴く」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
598-01 若竹の空あり真ん中に立つる 亜紀 1 越冬こあら
598-02 若竹やミニスカートを伸ぶる足 ヤチ代 1 泥亀
598-03 鳴き龍を見上ぐ首筋流る汗 ヤチ代 2 流・太津治
598-04 夜鷹鳴く比叡山嶺神の域 -
598-05 矢車草咲いてインコが紛れ込む -
598-06 矢車菊ケンタウロスの足許に ヤチ代 1 泥亀
598-07 辞め時を矢車菊に尋ねけり こひつじ 1 鶴子
598-08 時鳥日に日に上手く鳴き出せる 亜紀 1 ヤチ代
598-09 ゆふぐれて来たる矢車菊の丘 亜紀 2 流・未貴
598-10 四万十の矢車菊の岸辺かな 3 こひつじ・ヤチ代・鶴子
598-11 矢車菊派手を承知で絣買ふ 泥亀 4 こひつじ・ヤチ代・越冬こあら・亜紀
598-12 若竹や巡礼旅の人に会ふ 鶴子 3 こひつじ・未貴・越冬こあら
598-13 守宮鳴く鳴くたび深む蔵の闇 未貴 2 こひつじ・太津治
598-14 吾が庭の青の時代や矢車草 -
598-15 若竹や見かけより折れそうな我 こひつじ 4 ヤチ代・未貴・越冬こあら・亜紀
598-16 足取りは矢車菊に手繰らせる -
598-17 若竹や上り框の江戸訛り 越冬こあら 3 流・太津治・泥亀
598-18 若竹や雨滴まとひし玉の肌 太津治 1 ヤチ代
598-19 矢車菊不機嫌な日も締める帯 越冬こあら 3 流・亜紀・泥亀
598-20 残鶯の鳴く予報より早き雨 こひつじ 1 越冬こあら
598-21 登校の子等の大声やぐるま草 鶴子 1
598-22 不如帰夜鳴く聞きつ読む藤村 1 鶴子
598-23 若竹をかばいて親の竹立てり 3 太津治・未貴・亜紀
598-24 羽抜鶏のおほげさに鳴き逃げ回る 鶴子 1 未貴
598-25 コルネット遠く鳴かせる夏の宵 越冬こあら 2 鶴子・太津治
598-26 若竹の空に伸び行く余生あり 泥亀 2 こひつじ・亜紀
598-27 若竹や小流れかるき谷戸の里 未貴 2 鶴子・泥亀
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