第 597 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年6月19日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
597-01 燕の子大きな口の揃い踏み -
597-02 青葉寒迷う蕎麦屋のお品書 ヤチ代 4 越冬こあら・鶴子・太津治・クリトン
597-03 真心は胸一杯の手花火に -
597-04 神主の語る謂れや夏衣 こひつじ 2 流・泥亀
597-05 ねぢり鎌麦藁帽子の影を削ぐ 太津治 2 鶴子・流
597-06 成りたくて成った訳では無い百足虫 越冬こあら 1 未貴
597-07 鳴き止んで朝の静けさ雨蛙 鶴子 5 ヤチ代・太津治・亜紀・未貴・クリトン
597-08 姫女苑そへあり風の道祖神 未貴 2 越冬こあら・亜紀
597-09 愛犬の蒼白なかほ梅雨の雷 鶴子 2 ヤチ代・太津治
597-10 いたづらに蛍捕り来て死なせけり こひつじ 1 ヤチ代
597-11 初浴衣見せびらかしたり隠れたり -
597-12 スルーパス通す一瞬梅雨晴れ間 亜紀 3 越冬こあら・こひつじ・流
597-13 数へても数へても合はぬ青梅 ヤチ代 1 泥亀
597-14 棘のある男でいたい冷索麺 越冬こあら 4 ヤチ代・こひつじ・亜紀・未貴
597-15 リクライニングシートゆつくり夏の山 亜紀 1 鶴子
597-16 てんと虫指先にきて一呼吸 クリトン 2 鶴子・未貴
597-17 幹に憑く蝉の隙間や風の声 -
597-18 雑魚掬ふ少年の自負川涼し 未貴 1 クリトン
597-19 六月のネクタイ締める手際かな ヤチ代 3 越冬こあら・太津治・亜紀
597-20 植田風ロバのパン屋がやって来る 泥亀 1 こひつじ
597-21 額の花砂場の山のくずれけり こひつじ 2 ヤチ代・泥亀
597-22 梅雨夕焼け寝る猫照らしつつ薄れ -
597-23 まだ夏ちゃう氷いちごを食べてへん 太津治 1 クリトン
597-24 雨上がり緑陰白きシャツで行く -
597-25 足音に扉開けば夏の月 越冬こあら 1
597-26 とらのをの流線やはらく谷戸へ 未貴 1 泥亀
597-27 十薬の十字に白き夕間暮れ 4 こひつじ・太津治・亜紀・クリトン
597-28 立ち寄りの町で一献夏暖簾 亜紀 2 こひつじ・流
597-29 雨蛙朝の畑に光射す クリトン 1 鶴子
597-30 清しさや自然広場の青胡桃 鶴子 3 越冬こあら・未貴・泥亀
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