第 601 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年8月14日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
601-01 撫子や笑い方まで親譲り 越冬こあら 1 鶴子
601-02 ヨットレース転舵の水脈を強く曳き -
601-03 鵜飼舟いつか篝の帯の中 泥亀 2 太津治・ヤチ代
601-04 五レーンの走り突出夏の果 亜紀 1 未貴
601-05 釉薬のやうな夜気くる水蜜桃 未貴 1
601-06 精霊を送る鐘の音消えて行き -
601-07 卓球のラリー続くよ蝉時雨 亜紀 4 流・こひつじ・クリトン・泥亀
601-08 ひとつ売れ値札の傾ぐ捕虫網 太津治 4 中ちゃん・こひつじ・越冬こあら・クリトン
601-09 接岸に揺らぐ桟橋雲の峰 泥亀 2 ヤチ代・未貴
601-10 鳥威し子等のおしやべり静まれり ヤチ代 2 流・クリトン
601-11 鳴きだすやたちまち焦がれ秋の蝉 -
601-12 銀漢をせき止むる雲出でにけり -
601-13 新しく入れし金魚の死んでをり こひつじ 3 太津治・鶴子・未貴
601-14 恐竜の背骨なだらか月涼し 亜紀 5 中ちゃん・太津治・ヤチ代・こひつじ・越冬こあら
601-15 七夕や五輪の願い笹に掛け -
601-16 似顔絵の眉の太さや魂祭 鶴子 6 流・太津治・ヤチ代・未貴・亜紀・泥亀
601-17 七難の一難こぼれ藪からし 未貴 2 中ちゃん・泥亀
601-18 夕風に当たり祈るや盆の月 -
601-19 韓流のマットなルージュ秋の薔薇 -
601-20 秋日和私の真ん中に私 越冬こあら 2 こひつじ・亜紀
601-21 知らぬ手の交ざる線香花火哉 太津治 4 中ちゃん・越冬こあら・クリトン・亜紀
601-22 炎帝に藻の煮ゑたるか隠れ池 -
601-23 星飛ぶも願い事することもなく クリトン 2 ヤチ代・鶴子
601-24 冷房の部屋に重荷を解く至福 中ちゃん 1 こひつじ
601-25 落蝉の舗装道路で果ててをり -
601-26 ためらはず剪って供へる女郎花 鶴子 1 太津治
601-27 子ら子らを連れてきてをり門火焚く 3 中ちゃん・鶴子・越冬こあら
601-28 汗拭きぬ邪魔な乳房を持ち上げて -
601-29 川を背に人に焼かれし山女魚哉 太津治 1
601-30 折鶴の折り目正しく夜の秋 こひつじ 5 越冬こあら・未貴・クリトン・亜紀・泥亀
601-31 盆明けの帰京の道の夕陽かな -
601-32 秋めくや米屋ケーキ屋パチンコ屋 越冬こあら 3 鶴子・亜紀・泥亀
601-33 小学生群れなし走る夕立かな -
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