第 602 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年8月28日
兼題・・・カンナ、法師蝉、折鶴。折鶴は無季兼題です。

No.  俳          句 作  者 選          者
602-01 金網の向かうの空や花カンナ 亜紀 3 流・太津治・未貴
602-02 明けやらぬ空の深さへ法師蝉 -
602-03 夕月や鶴を折りたる間の無心 こひつじ 2 太津治・未貴
602-04 カンナ咲く戦わないと決めた国の 越冬こあら 1 未貴
602-05 カンナ咲く深紅の紅はもう差さぬ -
602-06 閉鎖した団結小屋のカンナかな -
602-07 折鶴の無音に答ふ法師蝉 泥亀 1 亜紀
602-08 伐採のあはひに聞こゆ法師蝉 太津治 5 流・泥亀・こひつじ・未貴・クリトン
602-09 法師蝉ゼリーで済ます昼御飯 越冬こあら 1 ヤチ代
602-10 折鶴や母の夜なべの指の皺 越冬こあら 3 鶴子・泥亀・クリトン
602-11 おしいつく奏でて森に風産まれ 鶴子 2 太津治・泥亀
602-12 折鶴の窓で見上げる鰯雲 1 鶴子
602-13 折鶴の向きを直して秋の声 鶴子 1 こひつじ
602-14 花カンナ抱かれもせず立ち尽くし こひつじ 1 泥亀
602-15 亀甲の刺し子つくつく法師蝉 亜紀 1 越冬こあら
602-16 背戸で聞く瀬音に和する法師蝉 -
602-17 折鶴に息吹くほどの秋の声 未貴 2 鶴子・亜紀
602-18 つくつくし優婆夷ごのみの声で誦む -
602-19 法師蝉孫の忘れしヘッドホン ヤチ代 1 こひつじ
602-20 鶴を折る媼の手にも原爆症 -
602-21 空港のガラスの向ふカンナ燃ゆ 泥亀 4 流・ヤチ代・亜紀・未貴
602-22 葬送の車を送る法師蝉 クリトン 1 越冬こあら
602-23 ナプキンの折鶴並ぶ敬老日 ヤチ代 3 太津治・鶴子・クリトン
602-24 手の届く幹に鳴きたる法師蝉 こひつじ 3 太津治・ヤチ代・クリトン
602-25 折鶴に息吹き込みて地蔵盆 太津治 5 流・鶴子・ヤチ代・越冬こあら・こひつじ
602-26 車椅子の友の笑顔や花カンナ -
602-27 折鶴の五つの色や虫の声 亜紀 2 越冬こあら・クリトン
602-28 まだ動く母のミシンよ花カンナ 未貴 5 流・ヤチ代・亜紀・越冬こあら・こひつじ
602-29 折鶴の羽ばたき程の赤い羽根 泥亀 1 亜紀
602-30 校庭のカンナの伸びて児童待つ クリトン 1 泥亀
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