第 603 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年9月11日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
603-01 秋涼やムーミンママの縞エプロン 越冬こあら 5 太津治・ヤチ代・こひつじ・亜紀・泥亀
603-02 このまんま浮かんでいたい秋の朝 越冬こあら 1 鶴子
603-03 柔らかに欠けた石仏野菊晴 泥亀 2 ヤチ代・クリトン
603-04 風を受け誰を誘うか猫じゃらし クリトン 2 越冬こあら・未貴
603-05 風呂敷に運動会の土埃 太津治 2 流・こひつじ
603-06 手鏡の白髪に気付く白露の日 ヤチ代 2 太津治・亜紀
603-07 白球に追いついて取る秋桜 亜紀 1 鶴子
603-08 早暁の紫雲重なる葡萄棚 -
603-09 サヨナラのヒットに泣けるちちろ虫 -
603-10 どこからか呼ばれてゐたり花すすき 泥亀 1 未貴
603-11 秋の天読経の声の抜けてゆく クリトン 5 流・こひつじ・亜紀・泥亀・未貴
603-12 桐一葉散つて新たな静けさよ 鶴子 2 流・こひつじ
603-13 早々に自室へこもる夜長かな 亜紀 1 太津治
603-14 飽食の今に咲きたる彼岸花 こひつじ 3 太津治・越冬こあら・未貴
603-15 はらわたで鮮度の分かる鰯かな -
603-16 夕暮の尺八の音や蚯蚓鳴く 鶴子 3 クリトン・亜紀・泥亀
603-17 世につれて粗暴となりぬ秋出水 -
603-18 梨剥けば香気広がる昼下がり 3 太津治・鶴子・未貴
603-19 運動会5年2組の尻の跡 太津治 1 鶴子
603-20 喰む前の西瓜一切れ絵手紙に 未貴 2 クリトン・こひつじ
603-21 戻るにも固き意志要る落ち胡桃 -
603-22 上り月二分の一は半分こ ヤチ代 1 鶴子
603-23 虫共の歌うを聞きつ消灯す -
603-24 台風裡部屋に転がる万華鏡 泥亀 1 ヤチ代
603-25 敬老日重き土産を貰ひけり こひつじ 4 流・クリトン・越冬こあら・泥亀
603-26 朝顔やどしらそふぁみれホルンの音 鶴子 1 ヤチ代
603-27 露草の堤あがれば広き川 未貴 6 流・ヤチ代・クリトン・越冬こあら・亜紀・泥亀
603-28 天高し朝から喰らう米の飯 -
603-29 雨止んでますます激し虫の声 -
603-30 新月や苦あらば楽を待ち望む ヤチ代 1 越冬こあら
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