第 604 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成28年9年月25日
兼題…「冷やか」、「鮭」、「上がる」…「上がる」は無季兼題です。

No.  俳          句 作  者 選          者
604-01 三陸の海岸線や鮭のぼる -
604-02 冷やかや流れもあへぬゴムの鞠 -
604-03 朝食に鮭のムニエル旅の宿 鶴子 2 ヤチ代・未貴
604-04 秋空へ大観覧車上り行く 3 太津治・泥亀・クリトン
604-05 この国に初鮭来たる島便り -
604-06 居留守する上がり框に青瓢 未貴 2 越冬こあら・太津治
604-07 父の忌や秋冷にさす煙草の火 未貴 2 流・こひつじ
604-08 月上がる扉(と)を開け放ちあり浮見堂 -
604-09 朝冷のシンクに沈む夜食皿 越冬こあら 5 ヤチ代・まぐのりあ・泥亀・こひつじ・クリトン
604-10 露寒し上り框の一斗缶 太津治 4 越冬こあら・まぐのりあ・亜紀・未貴
604-11 冷やかや返事貰へぬメール打つ こひつじ 2 太津治・泥亀
604-12 二切れで足る鮭を丁寧に焼く ヤチ代 4 越冬こあら・泥亀・鶴子・未貴
604-13 鮭ルイベ大事なことは語られず 越冬こあら 1 こひつじ
604-14 秋高しサンバに上がるリズム感 亜紀 1 鶴子
604-15 鮭焼けば猫起きてくる旗日かな 3 まぐのりあ・太津治・亜紀
604-16 冷やかやいつもの駅も近めけり 1 まぐのりあ
604-17 雨上がり正直者と稲の花 -
604-18 茹で上がる馬鈴薯を大笊に受く -
604-19 さよならのメールを打てる指や冷ゆ -
604-20 柔肌の透き通るほど冷やかに -
604-21 水底にまだ瓦礫あり鮭のぼる 未貴 8 流・ヤチ代・まぐのりあ・太津治・亜紀・泥亀・こひつじ・クリトン
604-22 鮭漁や阿吽の息の定置網 泥亀 2 クリトン・未貴
604-23 値上がりの野菜横目よ台風禍 こひつじ 2 鶴子・未貴
604-24 刺す指先を冷やかにハットピン -
604-25 秋の空風船上がる優勝戦 -
604-26 秋冷の欄干を発つ鳥の声 亜紀 1
604-27 上下線立往生のタイフ−ン -
604-28 冷やかな朝のデザ−トほっとミルク -
604-29 鮭飯や集へば一升釜を出す こひつじ 3 ヤチ代・亜紀・鶴子
604-30 冷やかや寺院は門を閉じにけり -
604-31 冷ややかに墨にほひたつ方丈の間 まぐのりあ 3 流・ヤチ代・亜紀
604-32 逆上がり出来たあの日の秋の空 まぐのりあ 5 流・越冬こあら・こひつじ・鶴子・クリトン
604-33 鮭の道地域総出の大掃除 クリトン 1 越冬こあら
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